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【NFT活用事例】全豪オープン、選手のツイートやフィギュアNFT…スポーツ業界まとめ

NFT(Non Fungible Token)を企業活動に活用する事例が増えてきています。「自社はまだまだ(検討にすら入っていないよ)」といった企業でも、今の段階から社内での情報共有はしておくべきだと思いませんか?

今回はスポーツ業界の活用事例をまとめてご紹介していきます。


全豪オープン リアルとメタバースで開催

全豪オープンはメタバースプラットフォーム「Decentraland(ディセントラランド)」内にリアルな会場と同じ作りの「メルボルン・パーク」を作り、リアルとメタバース同時進行でイベントを開催することを発表しました。

また、テニスボールをモチーフとしたNFTも販売。
実際の試合と連動し、試合結果によってNFT所有者にプレゼントがもらえるキャンペーンも実施予定です。

コロナ禍でリアルなイベントの開催が危ぶまれる中、こういったメタバース空間との連動により世界中どこにいてもイベントが楽しめる仕組みとなっています。

こういった動きが今後も増えていくに違いないですね。


サッカー森重真人選手のツイートNFTオークションへ

(NFT化された森重選手のツイート)

株式会社フォーイットとアライアンスパートナーであるメディアエクイティ株式会社はNFT発行サービス「HEXA(ヘキサ)」を通じて、プロサッカー選手である森重真人の2022年抱負ツイートを販売しました。

販売形式はオークション形式。
1日経った現在の最高価格は10万円です。

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(引用元:オークションページ|HEXA

このNFTには落札者(保有者)だけが閲覧できる袋とじコンテンツがついており、中には、チームの目標、個人の目標、新年の挨拶、落札のお礼の動画が同封されています。

ブロックチェーンはポリゴンブロックチェーンを採用。二次流通も可能ということです。

なお、本オークションによる森重真人選手の収益は、全て非営利団体に寄付する予定と発表しています。


スケートボード堀米雄斗選手 メタバース対応NFT販売

香港を拠点とするクリエイティブスタジオAllRightsReserved Ltd.は、スケートボード堀米雄斗選手のデジタルIPライセンス付きNFT「The Golden 22」を、FWENCLUB上にて世界で一点限定で発売することを発表しました。

2021年の世界大会にて、堀米選手が生まれ育った江東区の競技場で金メダルを獲得したことは、スケートボード界にとって記念すべき出来事となりました。

その特別な瞬間を念頭に置きながら、今回このNFTが作成されたのです。

また、「The Golden 22」の所有権には、すべてのデジタルフォーマットのライセンスが含まれています。

デジタルスカルプチャー本体に加え、堀米選手のアバター3Dソースファイルが付属しているため、所有者は、堀米選手のアバターやデジタルスカルプチャーをあらゆるデジタルワールドで無限に使用できるという権利を得ることになります。

また、3Dスカルプチャーはメタバース対応型であり、メタバースでこの新しいデジタルアートを展示し、新たなオーディエンスと交流を持つことも可能ということです。


サッカー浦和レッズがNFT発行 FC東京も検討中か

(公式アカウントではまだ発表されていません)

サッカーJリーグ1部(以降、J1)の浦和レッドダイヤモンズ(さいたま市)が月内にもNFTを発行する方針を固めました。

浦和レッズは選手の紹介写真や、試合の動画などをNFTとして発行した上で、専用のコミュニティ内で販売する予定。

ミンカブ・ジ・インフォノイドとNFTマーケット「LIMITET」を運営するBANQが共同でNFT基盤を提供し、浦和レッズ関連の商品を買った顧客がQRコードを介してNFTカードを取得できる機能も開発するということです。

J1のFC東京(東京都調布市)もNFTの発行を検討中とのこと。
同社は21年12月にミクシィが第三者割当増資を引き受けて子会社にしています。

記者会見で木村弘毅社長が「海外だとNFTや、ブロックチェーンを使ったトークンがトレーディングされ、投資のような資金がファンコミュニティーの外から入る」とコメントしており、新たな収益源確保のために参入するチームが今後も増えると予想されます。


サッカー界が影響された「パ・リーグNFT参入」

(第2弾販売も売り切れが多い印象)

サッカー界の相次ぐNFT参入には、パ・リーグがメルカリとタッグを組んでNFTに参入したことが大きな影響を与えていると考えられます。

発表当時、試合映像を使ったNFT事業にスポーツリーグが参入するのは日本初の試みであり、また1チームではなくリーグ全体での参入ということで大きな注目を集めました。

これらのNFTは日本円で購入できるので、NFTへの参入ハードルが低くなっているため、従来のファンが購入しやすい仕組みとなっていますね。


【記事執筆】
kon(こん)

Twitter:https://twitter.com/kon39000
Blog:https://mama-nft.com/

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