あなたは何歳くらいまで働きたいと考えていますか?
今日は新書,本のご紹介となります。
とは言っても読み始めたばかりでまだ16ページしか読んでないので見切り発車?投稿です。(^^ゞ
まぁ,それくらい今の自分に響いたテーマであったということです。
ちなみに店頭に並んでいる新書『ほんとうの定年後』(坂本貴志 著)には下記のような「腰巻」が巻かれています。
「年収は300万以下が大半」
「生活費は30万円弱」
「本当に稼ぐべき額は月10万円」
「70歳男性就業率は54.7%」
「持ち家は賃貸より良い選択」
「50台で仕事の意義を見失う」
「6割は仕事に満足,幸せな定年後の生活」
繰り返しますが,この本はまだ前書きを読み始めたくらいなんですがここ数年来考え続けてきた私の定年退職についての考えを文章化してくださったと思うくらい共感できます。
60才になってもまだまだ働ける,まだまだ見た目も若々しい,,,そんなこと世間では良く耳にします。
でもやはり還暦って個人的にはギアチェンジすべき時なんだと思います。
そして60才からの働き方として目指すべきは,小さな働く喜びを感じられる『小さな仕事』なんだと思います。
もちろんご自身にそれまでの人にはない技術や知識があって60過ぎてもばりばりと稼ぐ方もいることでしょう。
ですが,それも多くはたかだか5年、よくって10年でしょう!
60歳過ぎても現役世代と同様な収入が続くことはどう考えても無理!
それに収入面だけでなく,業務量,そして責任を背負い続けることが本当に幸せなことでしょうか?
もしそのようなことを希望していて、本人なりに努力し続けたとしても,そんなことがずーっと続けられる人が存在するのでしょうか?
それは生物としての宿命,「老い」そして「死」からも目を逸らした事実誤認でしょう。(もちろん誤認したくなる心境はとてもわかります)
60過ぎと言えば,家族のある方であれば子供の扶養義務からも解放され,国からの年金受給年齢を間近にしている時期でしょう。
年を追うごとに「職業」に求めていることが「自分が社会に役だっている」ことの割合が高くなり,その貢献に多すぎもせず少なぎもしない報酬があることだと思っております。
この記事を読んでくれている方の中には,現役時代に十分な貯蓄をして,願わくば50台にそこまで到達して悠々自適な「アーリーリタイアメント」に憧れている方もいらっしゃることでしょう。
でも「悠々自適」って本当に「働かないこと」なんでしょうか?
資産運用で働かずに暮らせる方も中にはいらっしゃることでしょうが本当に幸せを感じられるのか私にはわかりません。
負け惜しみに感じるかも知れませんが、私は体が続く限り「働きたい」と思います。
もちろん勤務日数や時間は徐々に減ってくるとは思いますが可能なことならボランティアとかではなく,いくばくかの収入を得る働きをしたいと思ってます。
資産運用で年にうん千万稼げる方もいるとは思います。
でも私にはそんな才能は有りません。
それよりは体を大事にしながら,長生きしていても若い人たちからも「そこそこ大切な人材」と思われるそんな『小さな仕事』できる自分で居続けたいと心から思ってます。
引用:公益財団法人型生命保険文化センター「何歳くらいまで働きたいと考えている?」