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阪神大震災から30年

そうか、、、あれからもう30年なんですね。

この日本という国は毎年のように自然災害に見舞われ、大震災だけでも2004年の中越地震、2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震、そして1年前の能登半島地震と枚挙にいとまがありません。

大正時代のフランス大使館にこられたポール・クローデル駐日大使は下記のように日本を表現しています。

「大津波、台風、火山の噴火、地震、大洪水などたえず何か大災害にさらされた日本は、地球上の他のどの地域よりも危険な国であり、つねに警戒を怠ることのできない国である」

毎日新聞 二〇一四年十月四日の余録

フランス人にとって地震は恐怖だったことでしょう。
何百年前の石造りの街並みが続くフランスと比べると本当にこの軟弱な地盤につぎつぎに自然が襲ってくる日本は「危険」と映ったのは無理からぬことです。

私は2022年に出張途中で神戸を訪れましたが、街並みはみごとな復興ぶりで驚かされました。

と同時に六甲山と播磨灘の間のわずかな平野部に密集する新設マンションに恐怖を感じました。

地震でゆれると隣り合った高層マンション同士がぶつかるのではないかというくらいに隣接、密集して乱立していたのです。

いくら免震構造とは言え、神戸に住む人たちは阪神大震災のこと忘れた?思いださないようにしているのかと勘ぐってしまったくらいです。