霊感なぞ、なにも特別なことでも選ばれた人でもない。いやほんとに。
霊感やサイキック、というと、何か特別な、選ばれた、そんな人が会得するものだと思っていた。だが、いざ自分に発露すると、そんなことは全くないことに気づく。どちらかというと私は全くもって情けない人生を送ってきた側だ。大学受験も失敗してるし、留年してるし、いろんなことから逃げてきた。恋愛だって人様に言えるような代物ではないし、最近は酒ばっか飲んでいる。しかし、自分がかつて想像していたものとはちょっと違うのだが、毎日、毎秒、霊感というものを(痛いほどに!)に感じている。それも日に日に増している気がする。時に、自分に出た霊能力に混乱さえするのだが、せっかくなので、これを頼りにしてくれる人がいる限り、使っていきたいと思う。