【習作】無題のポストアポカリプス

水。燃料。弾薬。食料。何もかも足りていなかった。
俺はガンガンに照りつける日差しの中、旧道に沿ってバイクを走らせていた。道の脇には砂にまみれた瓦礫の山が続いている。かつては建物がひしめいていたのだろうが、戦前の栄華など俺には知る由もない。重要なのは、いま使える資源があるかどうかだ。

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