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祈りの包丁

近頃、「包丁も作れますか?」というお問合せを頂くことが多くなりました。

このお問合せ以前もたまにあり、それに対して以前は、「玉鋼製の包丁だとプレミア感があるのは分かるけれど、自分の役割ではないかな」と思っていたので、これまで製作しないできました。

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私が最も得意とするのは、祈りやエネルギー面に特化した刀剣です。

それを思った時、ふと浮かんで来たことがあります。

それは、
「生命に感謝し供養して頂くという、"祈りの包丁"を製作する」
ということです。

祈りの面で、刀剣が果たす役割には特筆すべきものがありますが、
とはいえ誰もが日々の生活の中で使うわけではありません。

その点において、包丁はほぼ全ての家庭にあり、使う人の生命と食材となる存在の生命の接点となるものです。

その意味では、祈りの包丁が果たし得る役割は大きいと感じています。

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祈りの包丁は、日本刀の原料と同じく玉鋼を用います。

なぜなら、普通の鋼材よりも玉鋼の方が、祈りやエネルギーを籠めやすいからです。

その理由は色々ありますが、簡単に言えば
「手をかけた素材であればある程、祈りもエネルギーも籠るから」です。

玉鋼は、たたら製鐵で作られる上でもとても手間がかかり、さらにそこから玉鋼を薄く延ばして、鍛錬してと、普通の和式包丁以上に手間がかかります。

しかし、この手間こそ重要であって、その手間のかかる工程の中で、私が祈りの刀剣製作の中で培ってきた手法で祈りとエネルギーを籠めてゆけるのです。

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頂く生命に感謝して供養すること自体は、
想いさえあれば専用の包丁を使わなくても可能ではあります。

でも、考えてみてください。

お坊さんは、専用の数珠や法具で法要をします。
大工さんは、専用の鑿(のみ)や鉋(かんな)で家を建てます。

ミュージシャンは、専用の楽器で音楽を奏でます。

みなさん、道具を大切にしています。

専用の道具は、やっぱり違うんです。

その効果の程が。

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頂く生命に感謝して供養する

それは、食べられる側に対して捧げるものであると共に、
調理する側や食べる側の人間達のためのものでもあります。

生命の循環に祈りを捧げる
そのような包丁を生み出してまいります。

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包丁は、用途によって使いやすい形状があると思います。

どのような形状の包丁がいいか等、検討していくべきことは色々とあります。

そこで、しばらくは様々な方のご意見を聴きたいので、
お試し製作期間を設けたいと思います。

"祈りの包丁"にご興味ある方は、希望の形状をお知らせください。

お見積りいたします。

持続可能な範囲で、しっかり続けて広めていきたいと思っていますので、まずしばらくは可能な限りお求めやすい価格で対応させて頂きます。

もし発注が決定して製作した場合は、
ぜひ使用してみての御感想も頂ければと思います。

フィードバックして、"祈りの包丁"製作に活かします。

どうぞよろしくお願いいたします。

お問合せ先

hidehira.kn@gmail.com


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