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戸隠山御礼詣り登拝

得度前日、8月31日の夕方、縦に伸びる2本の虹を見ました。

車を停めて虹を眺めていると次第に空の様子も変わって来ました。

空と雲全体が虹のような見たこともない美しさに暫し見惚れていました。

ビジュアルが美しいだけでなく、そこにあったエネルギーは、
まさに極楽浄土のように感じられました。

それが極楽浄土であるなら、
極楽浄土は
それはそれは美しく恍惚とした場。

そこにいる者は、そこで何かをするというより、
極楽浄土そのものとして在ることになる。

そんな風に感じられました。

そしてまたこう思ったのです。

あまりに美しく平安で、でもそれゆえに発展がない。

それに比べるとこの現世は苦しみが多くありますが、それゆえに学びがあり進化があり発展があります。

だから我々はこうしてこの世に生まれてきたのだと実感しました。

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得度は生まれ変わるようなものとも言われています。

得度する前は、象徴的な意味合いとしては確かにそうなのかなと思っていました。

ところが、上記の得度前日の出来事の中で私は一度死んだように感じ、実際のところかなり本当に生まれ変わるのだと実感しました。

そして、本日令和6年9月4日、戸隠山御礼詣り登拝をして来ました。

なぜ戸隠山で御礼詣り登拝なのかというと、得度するきっかけはいくつかありますが、その大きな一つが戸隠山との御縁に関係があるからです。

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現在、火伏せの神様として各地で祀られている秋葉三尺坊大権現は、戸隠山でも修行したと言われています。

その秋葉さんが修行していたと思われる場所が戸隠山の中にあり、一昨年初めてその場所に行きました。

その日に、秋葉さんとの御縁がつながったことで、ふと、というかふつふつと、「行者になろう」という思いが湧いて来たのでした。

それから紆余曲折はあったのですが、
戸隠山の他の神々との御縁もつながり、深まる中で、
今年ついに得度する流れとなったのでした。

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そのようなわけで、本日の得度の報告と御礼詣りの登拝となったのです。

そして今日、その秋葉さんが修行したと思われる場所で、勤行後に瞑想すると、自分が虹色の光の中にいるのが感じられました。

その瞬間に自分はまた新たに生まれたのだということを感じました。

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戸隠の山々は今日も素敵な姿で迎えてくれました。

人と逢う度に話す内容が違うように、
山の中での様々な対話もその時々で違っていて、
いつも充実した時間を過ごさせてもらっています。

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