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価格はいくらでもいいです
私が尊敬する故A刀匠について、いつもお世話になっているB氏からよく聴くお話があります。
「A刀匠に『この刀はおいくらですか?』と訊いたら『いくらでもいいですよ。』と言うんですよ。A刀匠はやっぱりすごい人だなあと思いました。普通はそんなこと言えるもんじゃありません。」と。
それを聴いて、私もよりいっそうA刀匠を尊敬申し上げるとともに、確かになかなか言えるものではないなあと思っておりました。
が、しかし、タイミングとは不思議なもので、今なら私にも言えるようです。
もちろん、普段から自然にそうおっしゃっていたのであろうA刀匠とは違い、私はこのタイミングだから言っているだけなので、すごいわけでもなんでもありませんが。
そんなわけで、お知らせです。
一昨年のコンクールにて最高賞の文部科学大臣賞と経済産業大臣賞をダブル受賞した刀【金剛法剣】を販売いたします。
価格はいくらでもいいです。
と、ここで終われたらかっこいいのですが、コミュニケーションの積み重ねという前提も、会話の流れという文脈も何もない状態でのお話ですので、いくつか条件を書かせて頂きます。
・なぜこの刀が欲しいのか、この刀をどう活用したいのか、そして希望価格の3点を教えてください。
どう活用するかについては奉納したいでも展示したいでも自分のお守り刀にしたいでも鑑賞したいでもその他何でも大丈夫ですが、本当に心の底から思うことを書いてください。
また、私とどこかでお会いしている方ですとこちらで理解しやすいので、その旨もご記載頂ければと思います(ハンドルネームだと分からないこともあるので)。
・価格はいくらでも良いとは言っても、値段なんてどうでもいいと言っているわけではありません。
価格はその人がこの刀に感じている価値を表していると私は思っています。
ただ、価値はとても感じていても、そこまで出せる予算がないという場合、その出せる範囲の予算でいいですよという意味での、価格はいくらでもいいですというお話です。
・そのため、先着順でもなければ、オークションのように最高額の人に販売するとも限りません。
上記のなぜこの刀が欲しいのかとどう活用するかという想いと合わせて、この刀の御靈と対話してどの方に販売するか決めさせて頂きます。
・この刀の御靈の意思に沿ってどの方に販売するか決めさせて頂きますので、場合によっては今回お申し出頂いたどの方にも販売しないこともあり得ますのでご了承ください。
逆に早期に決定して募集終了する場合もあり得ます。
・募集期間は令和5年6月29日正午までです。
・お申し込み、お問い合わせは下記までお願いいたします。
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HP : http://hidehira-jpn.com