「ジャパンラグビーリーグワン」とは?
ジャパンラグビーリーグワン(Japan Rugby League One)は、日本国内における最高峰のラグビーリーグです。2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップでは、日本代表がベスト8に進出するなど国内外で大きな注目を集め、追い風を受けて2022年に設立されました。
リーグワンの概要
リーグワンは、ローソンの代表などを経験したプロ経営者として有名な玉塚元一氏が代表を務める「一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン」が運営する国内最高峰のラグビーリーグです。以下のようなVALUE/VISION/MISSIONを掲げています。
VALUE
みんなのために FOR ALL
VISION
あなたの街から、世界最高をつくろう。
MISSION
1. ファンが熱狂する非日常空間の創造
2. 日本ラグビーの世界への飛躍
3. 地元の結束、一体感の醸成
4. 社会に貢献する人財の育成
チーム
リーグワンは、現在、1部から3部までの計3つのディビジョンに分かれており、各ディビジョンにはそれぞれの実力に応じたチームが所属しています。
北は岩手県、南は福岡県まで日本全国合計26チームが参加しています。セコムラガッツ、ヤクルトレビンズ、ルリーロ福岡は2024-25シーズンからの新規参入チームです。
強豪チームには国内外のトッププレイヤーが在籍しており、ニュージーランドやオーストラリア、南アフリカなどのラグビー強国からの選手も多く参加しています。
リーグワンの歴史
ワールドカップでの躍進と発足
ジャパンラグビーリーグワンの誕生は、トップリーグと呼ばれていた旧体制を再編成し、2022年に新たに設立されました。
2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップでは、日本代表がベスト8に進出するなど、国内外で大きな注目を集めました。この成功が、リーグ再編成の大きな原動力となりました。
新リーグは、旧トップリーグの遺産を引き継ぎつつ、プロフェッショナリズムを一層強化し、クラブ経営の安定性や選手の育成環境を改善することを目指しています。
日本代表は2023年にフランスで開催されたワールドカップでも、あと一勝で2大会連続のベスト8に駒を進めるところまで迫るなど、着実に実力を高めており、リーグワンの充実が貢献していると考えられます。
リーグ運営と未来の展望
ジャパンラグビーリーグワンの運営は、各クラブの経営安定化とファンベースの拡大に重点を置いています。
リーグは、試合のライブストリーミングやソーシャルメディアを通じてファンとの交流を深め、スタジアムの集客を図っています。
各クラブの売上も着実に伸びており、昨シーズンDIVISION1優勝を果たした東芝ブレイブルーパス東京は、売上6億2400万円と前年度比153%の伸長を達成しました。
スポンサー、チケット、グッズ、ファンクラブと全方向で売上を伸ばすことに成功しています。
また、若手選手の育成にも力を入れており、アカデミープログラムやジュニアリーグの設立を通じて、次世代のスター選手を育てるための環境整備を進めています。
今後は、アジア市場の開拓や国際大会への参入も視野に入れ、リーグのさらなる発展を目指しています。
まとめ
ジャパンラグビーリーグワンは、日本国内のラグビー界を再編成し、新たな時代を切り開いたリーグです。
その設立背景には、国際的な成功と国内ラグビー人気の高まりがあります。
強豪チームとトッププレイヤーが集うこのリーグは、競技レベルの向上とファンベースの拡大を目指し、運営面でも様々な取り組みを行っています。
地域社会との結びつきを強化し、スポーツを通じた社会貢献も果たしているジャパンラグビーリーグワンは、今後も日本のラグビーをリードし続けることでしょう。