キャリア曲線を描いて気づいたこと
サエです。
あしたの働き方研究所のキャリアコンサルタント垂水さんにお願いして、リクルートワークス研究所で提供しているキャリア曲線ワークシートを使ってのキャリアカウンセリングを受けました。
自分以外の視点からみてもらうと、自分の思考の枠を超えられて良いです!
自分のキャリアを客観的に振り返り、
「私は壁にぶつかると探究活動する」、
「充実度を得るためには、自分のものさしを決めることが必要」
だと気づきました。
<キャリア曲線とは>
キャリア曲線は、オンライン座談会で「みんなでライフラインを描いてみたいね」という話から、「キャリア曲線というのもあるよ」と教えてくれたメンバーがいたのがきっかけで知りました。
気になってリクルートワークス研究所のサイトを見たら、かなり充実の内容。
マルチサイクル・デザイン読本には、描き方から30人のチャートまで載っています。
読むよりやってみたほうが早そうと調べたところ、あしたの働き方研究所の垂水さんがカウンセリングをして下さるということでお願いしました。
人生を振り返る「ライフライン」は、ワークショップやコーチングセッションで描いたことがあります。
ライフラインは、横軸を時間、縦軸を幸福度や満足度のカーブを描くもの。
描くタイミングによって、フォーカスされるところが変わったりするので、そのときそのときで得られる気づきもありおもしろいです。
対して、キャリア曲線。ライフラインに似ていますが、縦軸に時間、横軸左側が「広げる」右側が「深める」というもの。
「広げる」は、これまで経験していないことに取り組み、自分の幅を広げる
「深める」は、ある「分野」や「テーマ」など、自身の専門性を深める
を現します。
(リクルートワークス研究所 マルチサイクル・デザイン読本より)
満足度や幸福度が縦軸にあると、どうしても良いとき、悪いときという感覚になる。
あ~このときは人生どん底だと思っていたなとか。
それはそれで、今思えば必要な出来事だったなと思えるので良いのですが。
広げる、深めるであれば、良し悪しの感覚にはならず、客観的な視点で捉えられる気がしました。
<キャリア曲線を描いての気づき>
描いてみて気づいたのは、私は仕事に関する「深める」がほとんどない。
技術開発の仕事に携わり、関連したところで危険物取扱者や公害防止管理者の資格は取得したけれど、資格手当もなく学びが直接仕事のスキルアップにつながってはいない。
開発という仕事柄、日々文献調査や実験はしていたので、深める要素はあったとは言えるかもしれないけれど、大学や研究所で深めるレベルではない。
プライベートでは、長男を妊娠したときにファイナンシャルプランナーの資格を取りました。
きっかけは、
・子どもが産まれて生命保険に入ろうと思ったけれど、よくわからない
・育休復帰後、どんなペースで仕事が続けられるのか不安
・スキーに行きたいけど妊娠中だから辞めておこう(スキーに行かないように勉強する予定をいれた、笑)
キャッシュフロー表を描いてみて、1馬力だとわが家は数年後に資産残高が赤字に転落することがわかり、正社員として仕事を続けようと覚悟したのでした。
その後、仕事に技術職で復帰して、充実のワーキングマザー生活を送るも3回流産。
精神的ダメージが大きく、救いを求めてコーチングを学びました。
ここでは人生の目的という視点を持てたこと、人を通して自分を知ることができ、救われました。
そして、第2子出産を機に働き方を大きく見直しました。
幸か不幸か技術部門が移転し、技術職を離れ、事務職に異動。
短時間勤務をして、仕事の比重を下げました。
そこで悩んだのがコミュニケーション。
それまで論理的に説明すれば通ずる技術部で生きてきたので、事務職でも同じように正論で頼んだらカドが立ちまくり?!
コミュニケーションに悩み交渉術を学びました。
この学びも大きく、関係性が悪くならない伝え方を学び、人間関係に悩むことが減りました。
どうやら、私は壁にぶつかると探究活動をする。
ただ、これまでの探究活動は自分のための学びでした。
これからはもう少し人のために役立つことを深めたいと思っています。
<自分では見えていなかった部分>
キャリアコンサルタントの垂水さんからは、「最高のパフォーマンスを出そうと行動していますね」と言われました。
そう言われるとそのとおり。資格試験で80点取れば合格と言われても100点を取ろうとするタイプ。
これからは、トライ&エラーで成長していくのが良いなと思うのです。
もっと完成度を上げようと、求められていない20点を追いかけているのではなく。
「充実感を上げるためには、自分のものさしを決めることが大事」
と言われました。
資格試験なら合格というゴールが決まっていますが、当然のことながら資格があるだけでは仕事にはなりません。
これは見て見ぬふりをしてしまいそうなので、心して自分のものさしを決めておきます。
『大切なのは、先行きが見えていることではなく、「先行きは見えていないけれども、何とかしていける」という自己信頼に支えられたキャリア展望です。
これまで、さまざまな変化に対応し、自分を変えてきた。だから、未来に向けてもきっと大丈夫だ、という姿勢が形成されていることです。
そのためには、自分がどのように変わってきたのかを、きちんと振り返り、しっかりと自覚することが大切。』
とマルチサイクル・デザイン読本にあります。
たしかに、先行き見えない中で何とかしてきたのだから、この先もなんとかなるだろうと思います。
このタイミングでしっかりキャリアの振り返りができて良かったです。