あれこれやりたいマルチ・ポテンシャライトの働き方

サエです。
この本おもしろかったよ~とお勧めされて、『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』を読みました。

マルチ・ポテンシャライトとは、様々なことに興味を持ち、多くのことをクリエイティブに探究する人のこと。

今まであまり聞いたことのない働き方の話しでおもしろかったです。

ただ、親とか先生とか、進路について相談する相手によっては、この話を受け入れてもらえないかもな~とも思いますが、これから増えていく働き方だと思います。

なぜ受け入れてもらえないかというと、「1つのことに集中したほうが、その道を究める」という考え方が主流の世の中だから。
あれこれやりたいと言うと、1つに絞ることを勧められる。

だから、その道でコースアウトすることには恐れを感じるし、実際そうなってしまうとすごく落ち込むこともある。

1つに絞り、それを続けるスタイルが合う人もいるけれど、マルチ・ポテンシャライトはあれこれやりたくてやろうとする人。

そして、「そんな生き方もできるよ」という内容の本です。

私は、そんな働き方も良いと思いますし、人生100年と言われるとそうせざるえない気もします。

あと数十年?もしかしたら数年経ったら、1つのことだけをするほうが難しくなり、珍しい話になるかもしれませんね。

本の内容に戻ります。
マルチ・ポテンシャライトにもいろんなタイプがいて、幸せなマルチ・ポテンシャライトが採用する4つの働き方を紹介しています。

その中で印象的だったのは、アインシュタイン・アプローチ。

あの、特殊相対性理論のアルベルト・アインシュタインの働き方。

アインシュタインはスイス特許庁の職員として10年働いていたそうです。

雇用の保障と経済的安定に加えて、理論に取り組む時間とエネルギーがあり、さらに、職場で新たな発明品について学ぶこともできたと。

毎日、相対性理論のことだけを考えていたのかと思っていました。

アインシュタインのように、生活を支える十分な収入があり、ほかの情熱を追求する時間とエネルギーも残してくれる仕事かビジネスに携わる働き方もありですね~~

お金を稼ぐことをモティベーションにしていたり、忙しすぎる仕事だととできないでしょうけれど。


マルチ・ポテンシャライトが幸せに生きる秘訣は、「お金」「意義」「多様性」の3つの要素を満たす人生設計をすることとあります。

これにはしっかりと自分が見えている、わかっている。そして、理想が描けている。
さらに、人の意見に惑わされないことが必要ですね。

自分がどんな働き方をしたいのかという意識、大事だな~

キャリアについて考えたい人におすすめの本です。

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