デザイナーになるのは難しい。今となっては、キャリアを積むことも、経験を積むことも。今の社会は既成概念によって多くのことが狭き門になっている。それによって、職業としてのデザイナーというのはごく一部で、それ以外はクリエイターでもなんでもないという社会認識すらある。そんな認識にとらわれながら、今日も筆をとった。筆といっても、MacBookだった。 でも、デザイナーになることは簡単だ。誰もがデザインできるのだ。それは他の人を喜ばせること。誰かを喜ばせようとするとき、誰もがデザイナー
やる気のない指先で、PCのキーボードをブラインドタッチ。中身なんてどうでもよくて、ただ青春でありたい。 あんこが食べたい。トーストにはレモン。面白いことはページをめくればいくらでも発見できる。ただ、空気は同じ。部屋の空気は同じなのかもしれない。どこかに行きたい。遠くに旅したい。友人はオーストラリアに行きたいと言った。 どこかに旅行に行くなんてしばらくしていない。してもいいのだろうか。洒落た店に入って雑貨とか見てみたい。喫茶ってんでコーヒーを飲んでデザートでも食べたい。
心の中にある何かを放り出す時。それは言葉となる。言葉は耳に入って、理解される。そして心に中に入る。 季節は8月、蝉がなく焼け付くような街路道。道は舗装されてなく、歩けばすぐ埃が舞うような砂浜に似た土でできていた。やっつけでクリーム色に塗られたブロック塀に林の影がぶら下がる。そこを波の音を聞きながら通り抜けると、海のお出迎え。誰かが話す声と共に、そのまま海の波の音に耳をとぎすませ、水色のあの景色に近づいていく。音はどこまでも続く、波のよう。やっとついたね。やっとおかえり。
うしろについていこう。 誰かのうしろについていこう。 そう思った。黄色い旗を持った少年が笑顔で温かく迎えてくれる。そんな絵を思い出した。 秋の風を心臓に抱きしめて、大きく息をすう。 それだけで幸せでいっぱいになる。 新しいものはいらない。今は必要ない。 落ち葉がまう、交差点。日差しは燦々とさし、鳥の音が静寂に色を加える。 音を描く。そんなことができたら、僕は幸せ。 幸せを掴むためにスーパーに向かう。
みんな誰もがアーティスティックな一面がある。扉を開ける時小学生には理想の開け方がある。成人男性には鼻を親指で撫でる、みたいな変な癖をかっこいいと思っている癖がある。女性は言葉に重みがあるように表現してみたくなったりする。ただ、アートそれは物理的作用に必ずしも匹敵するわけではない。癖の中にアートを見出したり、誰のためにもならない。自分を成長させるためだけにある。アート。それが理想だ。嘘をついてはならない。それはアートの基本だ。嘘をついてはならない。こんな名もなきブロガーの叫びを
今日この頃、いいお天気なわけでもない。辛い記憶と共についた昼寝。戦争報道をマルチタスクで見る。 何かのテーマで言葉を書くか。それともあてどなく長文のツイートでも言うのか。何か書きたい。そう思った。言葉を使うのは好き。でも、国語とか現代文は嫌い。剣を眺めるのと、それを使ってみるのでは全く違うのと同じだと思った。 可愛い子が職場にいる多分、可愛い。マスクしてるからわかんないけど。 心の奥底で響く葛藤を文字に起こすことで、何かの懺悔にでもなるのか、しかし、お金にはならん。「お
部屋のドアを開けて、見つけた空はお世辞にもオレンジ色ではなく、白と青が混ざった色をしていた。鳥も飛びたくなくなる。 先輩に、背伸びして声をかけた。 心の中にあるものを吐き出すと。相手との距離が一気に縮む気がする。その距離を測ることができれば良いのだが、人にはそれを測るだけの天性に似た素質を失ってしまっている、そんな気がする。でも誰かと一緒にいたい。誰かと笑っていたい。 泣いてもいいかな。でもそんなこと起きない。何かをしないといけない気がする。プラスとマイナスを交互に自分の
記録されていないものがある。 人には見えない。言えない。だけどしっかりとしたモノ。それを粘土みたいにぎゅっと握って、形を作ろうとするが、お世辞にも綺麗とは言えない。ただ握っただけの泥団子が木製の机の上に立っている。これは何かの崇拝行為なのか? 誰かが頑張ってくれない。誰かがそうつぶやいた。 世界で起きてる悲惨な出来事を見る時。不安要素が積み重なる時。行き場のない思い、進化のないモノを見る時。何かを作り出そうと思った。言葉、絵、音、そんなものを使って、何かを作り出そうと思
一歩前に。一歩前に出るだけで景色が変わる。目の前の景色を変えたいとき、僕はそう思った。こうして日常が繰り返すルーティンと化していく時、次の景色を見たい。開拓したいと思う。 どこに行けばいいのかわからない、船出の切符だけ持たされて、行き先もわからず彷徨った、荒れ狂う海の波を思い出す。心苦しくも荷物を海に放り投げ、残ったのは着てるものだけ。大声で誰かを叫んだ。でもそれは自分の声ではない。そんな景色は遠くなり、晴れた景色に身をあずけると、途端に焼け付く暑さに苛まれる。白い砂浜に、