縄は一筋じゃない
一筋縄じゃ上手くいかないのは、縄(緊縛)も同じだよね~って話。
先日とっても久しぶりに縄サロンに行ってきて、楽しい時間を過ごせたのだけど、受け手をするのは久しぶりでちょっと緊張した。
お相手は縄歴数年の初級~中級の男の子で、
後手上半身は完璧だったが腰縄と下半身がいまいちだったため
吊りに入る段階で下半身はやめ、床で遊ぶことに。
んまぁ、私としてはさー、吊りは責め縄でもなくて、正直苦痛(苦難?)を伴う芸術作品だと思ってるし、
メイクアップアーティストと縄師って同じようなもんだろって思ってる。
めちゃ映える(と思える)縄してくれる人のことは尊敬するし、また頼みたくなる。(もちろん、安全第一に出来る技術があって信頼出来ればではあるが。)
私にとって床の縄(吊り上げない&柱などに固定しない物)は
性行為の1アイテムでしかなくて
やっぱりそこには興奮だとか、手間をかけてもらう喜びなんかがあって、床の縄は好きな人にしてもらいたいし、何なら「このあと責任取ってよね」と言いたくなる。
私一人の中にも”縄はこういうもの”っていうのがいくつもあるので
縄をする全ての人が違う目的で縄をしていると言っても過言ではないだろう。
縄をするような人間が集まるコミュニティにいたい、というのも立派に縄の第一歩だと思う
どんな縄をするにせよ、人のfetishismに理解があるコミュニティにいる楽さを求めて何も悪いことは無い。あなたはおかしくない、と認めてくれるだろう。もしかしたら『自分は何が好きなのかわからない』という人にも性コンテンツのコミュニティは優しいように思う。
だからもっと参加しよっさ
と、これは少し理想じみたもので
縄をする人の「縛る」は縄そのものが快楽の道具だから、それ自体は否定しないんだけど
色んな縄会のサロンの話を聞くとやはり
「手足を拘束して、こういう形で責めを受けたい」と拘束具としての縄について聞いても「そんなんこうしとけばいいじゃん。」とか「別に縄じゃなくても、手錠とか革の拘束具でいいじゃん」と言われてしまうのは少し寂しい。
アレンジが出来るほどの歴を持つ男性(10年以上)は
「ここを固定したい」とか「こういうシチュのエッチがしたい」と言えば、勿論できるだろうが
歴10年にもなると本人の癖もしっかりあるわけで、それを押さえつけてまでそれを求めてはいない。
縄を人に教える人が、危険を知ってるからこそ基本の後手から教えるのも知ってるけど
それでも、クソ浅いところで水遊びするためだけの安全な縄ももっと広がればいいのにな
おわりに
腰縄から下半身の圧の分散が上手くいってない時に「ストップ」って言える自分は偉いと思うけど、もちろん言えない人もいるわけで。
あれは危ない。
安全に終わってから周囲を見渡したが、ハサミは見当たらなかった。
それも危ない。(多分鞄の中にあったのだろうが)
もう少しエロ寄りの縄を扱う会はないか、探してみようと思う。