【nest news vol.3】止まったら滅ぶ
今回のnest newsは、モンテディオ山形の相田健太郎社長とマンジョットが対談したお話をまとめたものです。相田社長は山形県南陽市出身。J2水戸、楽天ゴールデンイーグルス、J1神戸に在籍された後、2019年からモンテディオ山形の代表取締役社長に就任しています。
■いいものがあり過ぎて気づかない
外の世界を知って山形に来ると、宝に囲まれていることに気づかされます。百名山が6座もあり、お米、蕎麦、和牛、芋煮、ラーメン、日本酒、ワイン、温泉、フルーツ、歴史、文化、工芸品などいいものに溢れているのに、地元ではそのコンテンツの素晴らしさに気づいていません。その魅力を発信したとしても点での発信では弱いです。それらをリブランディングして面で発信するとか、もっと地域を魅力的に見せる工夫が必要です。外から迎える地域にしていかないと非常にもったいないです。
■止まったら滅ぶ
山形には歴史のある素晴らしい企業も多いですが、年功序列や古い価値観で凝り固まって、時代の変化に対応できていません。過去の栄光や成功体験にしがみつくのではなく血を入れ替えていかないと、新しいアイデアやアプローチが生まれてきません。何をしたらいいのか分からず停滞しているなら、信頼できる若い方に道を譲ることも必要です。企業がダメになれば地域が潰れてしまいます。転機は常に今。今やらなかったら終わりですし、走るのを止めたら滅びます。
■過程そのものがブランディング
我々モンテディオ山形は、昨年、初めて来場した方がまた来てくれるリピート率がJリーグ60クラブの中で1番でした。駅から遠く、屋根もないスタジアムでも、J2の中で観客動員数は5番目。これは全員でチャレンジし続けて前進前進してきたから成しえたことです。特にクラブをどう見せていくかには徹底して拘ってきました。例えばスタジアムの内部には、選手がロッカールームからピッチに入場するまでの花道があります。観客の皆さんからは見えない場所なので、正直手抜きができるところですが、我々は色やデザインを拘り抜いた幔幕を張って選手の気持ちを鼓舞しようとします。勝つためにやるべきことはしっかりやるという、そういった過程そのものがブランディングだと理解しているからです。一見些細に思えるようなことが勝敗を決めると本気で思っています。
■クリエイティビティが成長への鍵
山形には面白いことにチャレンジしている人はたくさんいますが、見え方に拘っている方は限りなく少ないと感じます。例えば人手不足を嘆いている経営者と会うことが多いですが、そもそも働きたいと思わせるクリエイティビティがないことが問題です。クリエイティブやコンテンツ、デザインに手をかけずに労働条件だけ整えようとしても、若い方には魅力は伝わりません。今の時代、ビジネスの成長にクリエイティブは不可欠な要素です。
■マンジョット実績
■私たちについて
株式会社next is eastでは、企業のパーパス策定からビジョン設定まで、ブランディングの軸となる部分の構築を経営者目線でサポートしています。また、ブランディングにおいて重要な要素となるコミュニケーションにおいても、人の心を動かす映像から企業ロゴなどのデザイン、社長のスピーチ原稿に至るまで、企業のWHYからブレることなく制作を行なっています。
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お問い合わせ:info@nextiseast.jp または https://nextiseast.jp/contact/
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