【都道府県別IPO企業数ランキング】地方におけるIPO状況
こんにちは!「地方から上場倶楽部 by Next IPO Club」の内海です!
今回は、先日弊社がリリースしたIPO調査レポートを振り返ります。
2021年もあっという間に師走になりました。
今年のIPO企業は126社の見込みとなっており、リーマン・ショック前の2006年の188社以来の多さです。
下記に挙げる都道府県からIPO企業が誕生したのかということにも注目していただければと思います!
下記レポートは本店所在地を元に集計しています。
最新のIPOから10年以上が経過している都道府県は7県!
上記の通り、最も上場から遠ざかるのは、35年上場実績なしという長崎県でした。ちなみに1985年に上場した1社は株式会社リンガーハット。本社は東京都に所在するので、長崎県に本社をもつ上場企業は0社とも言えます。
上記の他、5年~9年遠ざかるのは、期間が短い順に佐賀県、奈良県、宮城県、山形県、香川県の5県。5年以上IPOから遠ざかっている12県は関東・東海・関西圏以外の地方都市に偏っている現状が判明しました。
上場企業数が5社未満の都道府県
続いて、上場企業数が5社未満の都道府県は上記7県。IPOから遠ざかる県は上場企業数も少ない傾向にあることがわかります。
上記の他、6~10社にとどまる県は、少ない順に高知県、山形県、奈良県、佐賀県、岩手県、宮崎県、徳島県、大分県、和歌山県、滋賀県の10県。
こちらも関東・東海・関西圏以外の地方都市への偏りが分かります。
ただし、上場企業数においては東京とそれ以外の道府県で大きな差があります。
【上場企業数】
50社~100社:広島県、北海道、静岡県、千葉県、京都府、埼玉県、福岡県
100社~200社:兵庫県、神奈川県
200社~300社:愛知県
300社~400社:なし
400社~500社:大阪府
500社~1000社:なし
1000社以上:東京都
※本店所在地 ※上場企業が少ない順に記載 ※2021年8月現在
最後に
上記のような状況を踏まえて「地方から上場倶楽部 by Next IPO Club」では全国47都道府県IPOセミナーツアーを行っています。
これまでに開催したセミナーでは下記のようなご意見をいただいています。
・地方からの上場する方法がわかった
・経営者の方の本音が聞けた
・他の地方のお話も聞いてみたい
・リアルな実体験を聞けて参考になった
・IPOに際し事務方の仕事の実際が垣間見れた点が参考になった
・実際に上場された社長の管理部への考え方等非常に参考になった
・IPO準備の実際を聞けた
・実務的で非常に参考になった
・地元から上場された企業の話を聞く機会を得られて満足
・実体験者の話は現実感がある
・IPO準備は大変そうだと感じた
・・・などなど
「地方から上場倶楽部 by Next IPO Club」はこれからも、“地方企業の健全な株式上場を通じて、地方創生・地域経済活性化に貢献する”というミッションのもと、会員企業の健全な株式上場に伴走いたします。
次回は…全国47都道府県IPOセミナーツアー 第3回の【鹿児島県編】です!
講師は株式会社プリントネットの小田原社長でした!
ぜひご覧ください!
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