NEXCHAIN不動産IDワーキンググループ活動~検討推進における課題共有と解決策の検討~
こんにちは、NEXCHAINです。
NEXCHAINでは、会員様同士が特定の事業分野について気軽に対話を重ね、ビジネス検討の糸口を見つけるための枠組みとして、ワーキンググループ(以下、WG)を立ち上げています。
WGの概要はこちら:
この記事では、2023年8月に発足した不動産IDに関するWG活動についてご紹介します。
10月25日に開催したWGでは、NEXCHAIN会員のうち、不動産ID官民連携協議会*に加盟し、且つ、不動産ID・建築BIM・PLATEAUの検討に携わる部署の皆様(6社9名)にお集りいただきました。
*:国土交通省が設置する協議会。不動産IDの社会実装を加速し、都市開発・まちづくりのスピードアップ、新たなサービス・産業の創出、地域政策の高度化等を目指すと共に、不動産IDのユースケース開発に向けたモデル事業を実施する。
本WGにおけるNEXCHAINの狙いは、2つです。
1.本WGでの活動内容を外部に発信し、同じ想いを持つ仲間を募る
2.将来構想として、NEXCHAINの場を活用し、不動産ID・建築BIM・PLATEAUの新たな活用事例を生み出す
そして、参加いただく会員の皆様と共に、
・同じ課題や悩みを持つ企業との情報共有を行い、企業同士の繋がりを作る
・課題を共有し合い、個社ではなく複数企業が足並みを揃えて関連省庁に提言することで、より発言力を高める
の2つを実現したいと考えています。
その結果、国の独りよがりではなく、民間企業が活用しやすい不動産ID・建築BIM・PLATEAUにしていくことを目指しています。
本WGでは、NEXCHAINの場を活用した民間企業連携による新たな活用事例の創出や、国交省など関連省庁への提言を視野に入れ、活動しています。
今回は、そのための1stステップとして、不動産ID・建築BIM・PLATEAUの検討推進における悩みや課題の共有を中心に行いました。
まず初めに、各社からの不動産ID・建築BIM・PLATEAUに関する事例紹介を実施しました。検討内容の他にも、多くの熱い想いを語っていただきましたので、少しだけ抜粋してお届けします。
ここからはグループワークです。
不動産ID・建築BIM・PLATEAU検討における問題意識や課題を付箋に書き出し、簡単なフレームワークを用いて課題の複雑度・難易度の軸で整理します。
縦軸は課題の複雑度(自社だけで解決できそう~国でのドライブが必要)、横軸は課題の難易度(1年以内で解決できそう~解決に数年以上かかりそう)です。
皆様日頃から検討に携わられているだけあって、非常に多くの悩みや課題が出てきました。全体的に、国が関わる課題が多い印象です。
アウトプットを全て開示することはできませんが、一部ご紹介します。
続いて、整理した課題について、「How might we…?(どうすれば、私たちは…だろうか?)」の視点で再定義します。今回は国が関わる内容が多く挙がったため、「どうすれば国を動かせるだろうか?」という視点で考えました。このように視点を少し変えてみることが、今後解決策を検討する上でとても重要な役割を果たします。
そして、次回WGに向けたウォーミングアップも兼ねて、再定義した課題に対する解決策について簡単なアイデア出しを行いました。
上の図のように、それぞれの解決策について魅力度と実現可能性の2つの観点(各5点満点)で評価し、議論の結果を全体で共有し合いました。
国との連携に関するものや、活用アイデアをより多くの人々から吸い上げるもの等、様々なアイデアが出てきました。
今後は、今回のWGで共有した課題について、民間企業同士の連携により実現できそうな解決策の検討を行うと共に、関連省庁への提言方法についても議論を進める予定です。
最後に、今回ご参加いただいた皆様からの感想を、一部ご紹介します。
今回のWG活動を通じ、新たな発見や気づきの他に、同じ想いを持つメンバーとの繋がりも作っていただけたことは、私たちNEXCHAINとして大変嬉しい限りです。
今後のWG活動についても、継続的にnoteにてご紹介します。
NEXCHAINの活動にご興味のある方は、下記までお問い合わせください。
・PLATEAU、Project-PLATEAUは国土交通省の登録商標です。