サーキュラーエコノミーに関する事業創成プロジェクト#2 ~ビジネスアイデアのタネ探索ワークショップ~
こんにちは、NEXCHAINです。
NEXCHAINでは、様々な業種・業界の企業が集まり、企業単体では実現することが難しい社会課題の解決や異業種連携による新たなビジネス創出を目指して活動しています。
その活動の一環として、サーキュラーエコノミーに関する事業創成プロジェクトを立上げ、会員企業の皆様と共に、ビジネスユースケース創成に向けた取り組みを行っています。
プロジェクト概要はこちら:
#1でご紹介したプロジェクト概要に引き続き、この記事では、ビジネスアイデアのタネ探索ワークショップでの実施内容(下図青色部分)についてご紹介します。
このワークショップでは、サーキュラーエコノミーに関する各社の取り組みや参加者全員の価値観(誰に対する価値提供したいのか、なぜ取り組みたいのか)を共有し合い、ビジネス機会を探索しながら「共創」を行いました。
共創とは、異なる立場や業種の人・団体が協力して、新たな商品・サービスや価値観などをつくり出すこと(デジタル大泉辞より)を意味しますが、何となくわかるような、わからないような…ですよね。
難しく考えすぎず、この図をご覧ください。
共創と聞くと、左側の図にあるように共通点探しをイメージされるかもしれません。ただ、この形だと関係者が増えれば増えるほど、共創エリアが小さくなってしまいます。今回は、単なる共通点探しではなく、それぞれの価値観やアイデアをアップデートしながら、重なりを見つけ出す形で共創活動を行っています。
目指すゴールの共創
初めに、各参加者の価値観を共有し、その後、この場で大切にしたいゴールを共創するというワークからスタートしました。
まず、参加者それぞれの価値観(誰に価値提供したいのか、なぜ取り組みたいのか)をグループ内で共有し合います。この時、一方的に共有して終わりではなく、「なぜそう思ったのか?」を互いに深掘りすることが重要です。これにより、その人の本当の考えや価値観を探ることができます。
共有・深掘りの後、参加者それぞれが大切にしている価値観を組み合わせ、実現したいゴールをストーリーとして組み立てました。
機会・知識の探索
続いて、描いたストーリーやサーキュラーエコノミーを実現するために「追い風」となる事実(外的要因等の事実情報)を洗い出しました。
今回はPEST分析を参考に、政治・経済・社会・技術それぞれの観点でサーキュラーエコノミーに関連するトレンドを整理しました。そして、抽出されたトレンドを基に将来起こり得る事業機会を探索しました。
その後、各チームで検討した事業機会を全体共有し、各事業機会の実現にとってヒントになり得る先行事例や技術を洗い出しました。左のマッピングイメージのように、事業機会を中心に据え、関連性のあるもの程中心に近くなるよう貼り出します。
あっという間だったかもしれませんが、今回のワークショップはここまでです。
次回までに、今回洗い出した事業機会について、各社の観点で自社のビジネス拡大に繋がりそうだと考えられる先進事例や技術トレンドを調査いただきます。その上で、参加企業同士の共創ビジネスに繋がるアイデア創成を実施予定です。
次回ワークショップの内容についても、改めてご紹介します。
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