いじめっ子は世に憚るな
僕が今一番嫌いないじめっ子は、うっすら残る記憶の中の僕。
憂鬱になったり沈んだり上手くいかなかったり。
不幸せだなと思うけれども因果応報だと思っている。
もっと繊細でもっと耐性のない同級生に酷いことをした。
ほとんど覚えていない中での断片的な記憶の僕は傷つけることばかりしていた。
小学生の頃も中学生の頃も。
酷いもんで、罪の意識だけあって内容を覚えていない。
否定されて批判されて然るべきだ。
今は周りの人を傷つけないようにすると共に、周りの人が傷つかなくて済むように力を使っている。
償いたいからじゃない。
僕が傷つけた人たちと同じ思いをしてほしくないからだ。
僕には被害者の気持ちはわからない。
けれども加害者の気持ちは少し理解できる。
人を傷つけずにはいられない弱き者は世に憚るべきではないよ。
僕は僕をずっと嫌いで、僕は僕をずっと責め続ける。
この先もずっと。
自分を認めることなんてないよ。
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