自分が自分をどう扱うか=相手があなたをどう扱うか
先日、自分で英会話スクールを立ち上げてから初めて迎える誕生日だった。
おめでとうの言葉をいくつかもらったのだけど、その中で特にうれしかったのが、生徒さんからのお祝いの言葉だった。
「大好きです」「出会えてよかった」「ゆかりさんのことを見つけられてラッキー」など、愛のこもった言葉をもらい、そんな風に言ってもらえることがものすごくうれしくて、スクール立ち上げて本当によかったなあと思う。
わたしは人付き合いが苦手だ。ストライクゾーンが狭く、8〜9割の人を「合わない」と感じる。そしてそう感じた人と一緒にいることができない。結果一人でいることが多い。
そんな、「めっちゃ合う!」人としか一緒にいられないわたしは友達が少ない。親友と呼べるレベルの子しか「友達」と思えないので、本当に少ない。
そんなわたしに、特別な存在ができた。それが「わたしのスクールに来てくれる生徒さん」だ。
友達とも違うし、他人とも違う。
もともと知り合いだった人も来てくれているのだけど、ほとんどは会ったことのない人たちだ。
長くて半年、短い人だと2ヶ月にも満たない付き合いなのだけど、「出会えてよかった」と言ってもらえるのはなんでなんだろうと考えていた。こんなに友達少ないのに。
それは「自分の扱い方を変えた」からだと思う。
スクールを始めたばかりのころはすべてが手探りで、自分の提供するレッスンに自信も確信もなかった。
けれどこう思うことにした。
「わたしより英語をうまく教える人はたくさんいるし、わたしより英語が話せる人はごまんといる。けれど、わたしはひとりしかいない。わたしと一緒にいれる生徒さんはラッキーだ」と。
何も根拠はない。けれど「わたしのレッスンを受ける生徒さんはラッキーだ」と思い込んで毎回レッスンに望んだ。
そう思わなければ、プレッシャーに潰されそうだったから。
そう思うようにしてから、「ゆかりさんのレッスンを受けられて幸せです」と言ってもらえるようになった。
そう言ってもらうと、「やっぱりそうなんだ」と自信がついて、やがて根拠のない思い込みが、根拠のある事実に変わっていく。
「生徒さんもそう言ってくれるし、本当にわたしってすごいやん!」と。
技術や知識、能力で勝負するのは辛い。
上には上がいまくるからだ。
そんなところで勝負しないとわたしは早いうちから腹をくくった。
能力は人並みだとしても、わたしは英語が大好きだし、生徒さんたちが大好きだし、みんなの英語が聞きたいし、みんなが英語をもっと楽しんでもらえるようにしたいし、とにかく自分がしていること、それに関わってくれる人を愛している。
そう思っているわたしのところで英語を教わる生徒さんは超ラッキーだ。
自分が自分をどのように扱うか。
自分が自分を扱うように、他人はあなたを扱う。
周りの人はあなたと一緒にいれてラッキーなのか。
そうじゃないと思っているなら、ますます技術や能力を磨かなくてはならない。それはしんどい。
相手にしてもらいたい扱いを、まずは自分にしてあげよう。
そうすればあなたの周りの人は、あなたといれてラッキーだと思うようになる。
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わたし高木友夏里が講師をつとめるオンライン英会話スクールLILISH。
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