見出し画像

留学生活 の予算の立て方 - その1)授業料

留学生活を始めるにあたり、予算を立てる必要がある。住む場所により、それは大きく異なり、学ぶ学校でも、その授業料は全く違う。

(授業料 + 住居費 + 食費 + 生活費 x 留学年数) + 緊急支出費

これは、とても大まかな計算式だが、最初からあまりにも細かく区分けして、考えると、まとまりがつかなくなるから、これ位で良しとする。


まず今回は、授業料の話

画像1


州立大学の授業料の仕組み

州立大学の場合、New York州外の生徒は、隣のNew Jersey州に住んでいようが、日本に住んでいようが、授業料は、同様に、New York州在住者の、3倍の授業料を、払わなければいけない。

私も、入学から卒業するまで、この3倍の授業料を納め続けた。

理由は、納税者か、非納税者か、という事は明らか。


州立大学と私立大学

上記の表は、私がFashion Design を勉強した、New York 州立大学である、F.I.T. = Fashion Institute of Technology, SUNY = State University of New York と Art系の私立大学で有名な、100年余りの長い歴史を持つ、Parsons School of Design (The New Schoolと同じ)の授業料を比べた表。

一目瞭然、私立大学のParsons の授業料は、州立大学、F.I.T. の 9.7倍 (約10倍) で、これは、かなりの大きな違い。

留学生の払う、3倍の授業料と比べても、2年課程で、3.25倍。学士課程でも、まだ2.38倍と、私立大学の授業料は高い。


単位毎に払う授業料

アメリカの大学では、(とは言っても、F.I.T.しか知らないのですが)卒業するまでに、習得するべき、最低単位以上の、授業を取っても、なんの問題もない。勉強したい人は、授業料さえ払えば、幾らでも、勉強して下さい。という感じがする。

例えば、私の場合、最初の2年課程を、1年間で終わらせる、短期集中コースで行い、その後に学士課程に進んだ。

最初の1年が終わる、少し前から、イタリアで1年間、学士課程を学べる海外プログラムがある事を知り、真剣に考え出していた。

私は、1月から入学して、その年の12月に2年課程の単位を全て習得していた。只、この海外プログラムは、9月からだけが、新学期なので、参加する為には、1学期、待たなければいけなかった。

そこで、このイタリア行きを待っている、1学期の間に、単位毎に授業料を払って、イタリア語や、その他学士課程で必要な、liberal arts (一般教養) のクラスを、幾つか習得した。

他にも、夏休みには、必ず Summer Class があるので、やはり、単位毎に、授業料を払い、1つか2つ、授業を取ってから、日本に帰国していた。


まとめ

大事な事は、自分の学びたい事が、どこの、どんな大学で、学べるのかを、できる限り沢山、調べる。もし予算に余裕があれば、どの大学でも、行きたいところに、行けば良い。そうでないならば、まずは私立大学よりも、公立大学に重点を置いて、調べれば効率的。

大学の website を検索する時に、tuition と打ち込めば、大体情報は上がってくるはず。

何年学ぶ必要があるのかも、知っておかないと、予算の計算上かなりの誤差が出る。

これは余談ですが、もし、大学卒業後もアメリカに残って就職し、その後、永住権 (Green Card)の習得を考えているのであれば、学士号又は、それに同等する経験は、ほぼ必須と、頭に入れておいた方が良い。


後書き

Fashion Designという、少し特殊な専攻なので、どこまで役立つ情報かは、少々疑問ですが、少しでも、留学調査のお役に立てば、嬉しいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?