New Yorkの白髪事情
こんにちわ。
白髪のお話をしようと思うのですが、白髪を防ぐサプリメントとか、白髪を無くす方法といった内容ではありません。
どうやって、出てきてしまった白髪とか、これから確実に増えていくであろう白髪と、うまく付き合っていくけるか・・・。そんな感じです。
白髪と髪の色
ご存知の通り、ニューヨークには、ありとあらゆる人種が暮らしているので、その髪の性質も様々です。日本人同様、染めている人達もいるのですが、色に関しても、さまざま。
Brunette (栗毛)、blond (金髪)、silver (銀髪)、red hair (赤毛)、その他文字どおり色々。
一般的アジア人の様に、黒い髪の外国人(私から見た)もたくさん見ます。単色だけでなく、濃淡混ざり合ったまだら状の毛色の人達もいます。
明らかな事は、黒い所に白い物があるから目立つわけです。
若白髪
この言葉はよく聞かれますが、30代、いえ早いと、20代後半くらいから白髪が出てくる人もいますよね。
私より20歳ほど若い、大学時代のクラスメートは、かなり若い頃から白髪が出てきてました。彼女は、マイアミ生まれのアメリカ人ですが、祖父母の代で、キューバからアメリカに移民して来ました。
細かな「なみなみの」ウェーブが髪の毛全体にかかっていて、学生の頃からいつも長く伸ばしていました。毛の色は、ミルクチョコレートとダークチョコレートの色がマダラになった感じです。
ある日、彼女が『のりこは、全然白髪ないね。」と言って、自分の白髪を指摘しました。
「まだ全然若いんだし、いっぱい髪の毛あるんだから、抜いちゃっても大丈夫じゃない?」と、私が言うと。
「ダメ。絶対に抜かない。」と、きっぱり言い切ったのを覚えています。
あれから、20年以上経って、彼女は highschool sweet heart (高校時代の恋人)と結婚し、二人の男の子にも恵まれて、ホームタウンのマイアミで暮らしています。
時々、Facebook で見る彼女の髪型は、バッサリと短くショートヘアーにして、だいぶ増えた白髪にも、ナチュラルなウエーブがかかって、更に素敵な女性になっています。
注:写真の女性は、彼女ではありません。😄
白髪=gray hair
どうして、日本でははっきりと、「白」という言葉で白髪を言い表すのに、英語だと "gray hair" というのかな? ふと思います。
白髪は、ご承知の通り、メラニン色素が抜け落ちる事で、本来の色を失っ他状態。
多少の例外はあっても、私達、日本人の髪の毛は、黒色。だから、黒に色素の抜け落ちた白っぽい色があると、やはり目立って、『白』に見える。そして、大抵の国民が皆、こういう現象になって、同じ様に見えてくる。
一方、こちらニューヨーク (アメリカ)では、さまざまな違った毛髪のメラニン色素が抜け落ちて、違った色合いになっていく。それで、一口に『白』で、ひとくくりにするよりは、色の濃淡を平均的に言い表している、『灰=グレー』が、より的確だ。という事です。
白髪染め
白髪の悩みは、ニューヨークでも女性だけでなく、男性でも抱えています。
確か、去年の初夏の頃、ex-boyfriend (元彼)から連絡があり、夕食を一緒に食べたのですが、待ち合わせて、久しぶりにあったその瞬間思った事は、
「相変わらず、髪染めてるな・・・😎」でした。
彼の両親は、プエルトリコから移民してきたアメリカ人で、大まかな人種分類ですと、ラテン・アメリカ系を表す、ヒスパニックになります。
スペインやメキシコの人達を、想像していただくと、お分かりの様に、髪の色は、わりと濃い黒に近い焦げ茶色が主流です。
付き合っていた時から(14〜5年程前)染めていて、わりと念入りに、定期的に自分で染めていました。面倒くさがり屋の私としては、その手入れぶりに、結構感心していたわけです。
まあ、彼の考え方としては、自分は実際年齢よりも若く見えるので、白髪混じりの頭は、自分の見かけにとって「絶対マイナス」らしいのです。
もちろん初めて会った時は、染めているとは、考えもしませんでしたが、付き合い始めて、3週間おきくらいに、手入れをしていると聞くと、女性である自分以上に、白髪に対して気を使うその様に、「お疲れ様です。」と言ってあげたい気分でした。
白髪について書こうかなと思った時、ドラッグストアで、男性のヘアーカラー商品を見てみました。
白髪が出てきたなら、いっそうの事、黒 x 白の、『ごま塩状態』にしたら良いのでは?という提案で、『SALT & PEPPER LOOK』に仕上げる商品を見つけたので、写真撮って来ました。お値段は、$15くらいだったです。
白髪もわるくないかな・・・
元カレの話より、自分はどうなの?という事なんですが、ありがたい事に、白髪はあっても、けっこう中の方だったり、まばらにあったので、かなり抜いていました。
『黒いところに白いものがある。』の現象が気になり、見つけると抜きたくなるという性質でしたので。
もちろん、美容師さんからも、友人からも、抜かない方が良い、と言われ、本人もわっかていたけれど、やめられなかったです。
そんな、こんなで、50代後半くらいから、だんだんと表面に白髪が見えてくる様になり、「う〜ん・・・」どうしたものかと、考え始め、60に突入と共に、とりあえず長かった髪を、肩くらいに切りました。(ここ、20年くらい1年に一回しか美容院に行かない、ズボラ者です。)
それから、部分的に髪の量がジワジワと、減って来ていることにも気づき、これ以上抜くとハゲるな、と思い、抜く事もやめて、シャンプー前には、Amazon.com で買ったオイルを使いマッサージを始めました。
Youtube などで、色々と情報が出回っていますが、健康な髪質の維持、白髪防止、そして抜け毛対策には、頭皮マッサージが一番というのは、やはり本当です。血行を促進して、特に血管の流れていない脳天(頭のてっぺん)は、より丁寧にです。
まあ今の所、根元が真っ白、という現象は、全然見られていないので、マッサージを続けて、その内に、友人に教えてもらった、ヘアーカラー専門の美容院へ行き、白髪染めではなくて、白髪も生かして黒毛にも映えるような、何か素敵な『モダン染め』(今、ちょっと速攻で思いついた言葉ですが・・・)に、チャレンジしてみようと、独り楽しみにしています。
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