New York の子供達 - 虹色の想い
先週の土曜日、5月22日に、こんな『写真とつぶやく』投稿をしました。
この小学校は、私のアパートのある通りと、1本北側の通りのブロックに、またがって立っている、PS11 (Publick School 11) という名前の公立小学校。
日本的に言えば、「ニューヨーク市立第11小学校」みたいな感じです。
ある日犬の散歩で、この小学校の前を通りがかった時、風に揺れる鮮やかな七色のリボンが、視界に飛び込んできました。
子どもの気持ち
コロナウイルスの影響で、ニューヨーク州全体も、昨年の3月半ばくらいより lock down (ロックダウン) に突入しました。
こうして、ニューヨーク州全ての学校は、閉鎖され、授業は全てオンラインとなり、当たり前のスクールライフが、完全に消え去りました。
子供達の授業は、全てオンライン。その負担は、子供、教師、そして保護者皆んなが、それぞれ違う意味で背負う事となったわけです。
ある日テレビのニュースで、学校へは行けないし、外で友達とも遊べない、そんな子供達の精神的な重荷を、報道していました。
"What are you missing now most?" 「今一番、したい事は何?」
取材班の問いかけに、どの子の答も皆んな;
"I want to see my friends." 「お友達に会いたい。」
"I miss school." 「学校に行きたい。」
子供なりに、一生懸命に我慢している。そう感じて、本当に切なくなりました。
学校再開
昨年末くらいより、ニューヨーク州知事と市長共に、1日も早い、対面授業の再開を、折りに触れては、話していました。そして、2〜3週間ほど前から、再び子供達が学校に通い始めたのです。
交差点に立つ、"Crossing Guard" (日本の「緑のおばさん」の様な存在で、子供達が、安全に通学できる様に、通学路区域内に配置されている) も、
子供達の元気な姿を見て、とっても嬉しそう。
朝、保護者に手を引かれて、子供達が通学していく様子に、思わず、「よかったね」と、言ってあげたくなりました。
虹色の想い
学校が企画した、この『虹色リボン』に、先生への感謝の気持ちや、友達同士再会した、子供達の大きな喜びが、あふれています。
"PS11 Teachers Rock!!"
「PS11 の先生、みんなサイコー!」
"We 🧡 You PS11"
「PS11 だーい好きだよ〜。」
"Rock 🌟 Teachers"
「先生、イカシテル🌟」
"THANK YOU" 「ありがとう〜」
"TEACHERS" 「せんせ〜い」
黒ペンで、”グチャグチャ”になってる、リボンもありますね。なんか、書きたい事いっぱいあって、こんがらがっちゃったのでしょうか?
"TEACHERS!!💜"
"Teacher is a STAR 🌟 HERO"
「先生はスターで、ヒーローだぞ〜」
"PS11 is the best."
「PS11が、いちばん最高!」
今日も、小学校の前を通ると、七色のリボンが、子供達の精一杯の想いをのせて、5月の風に揺れていました。