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新世界カンファレンスに感動して涙した話
「泣きたい時は泣いちゃっていんだよ」
小学4年生の女の子が僕にそういった。もうすぐ46歳になろうかという大人がまだまだあどけなさ溢れる10歳の女の子から、まるで母親のような慈しみの愛に包まれるような言葉を投げかけられたんだ。
その1時間前のこと、僕はステージの上にいた。ステージの上に一人立っている。僕の目の前には40人ほどの観客。みんなが僕に目を向け、僕の言葉を待っているのだ。僕は話し始めた。しかし、数秒後には言葉が止まってしまった。涙を堪えるので必死だったんだ。話したいことがあるのに、伝えたいことがあるのに、それが伝えられない。今、僕は泣きたくないんだ。だけど、自然と湧き出る涙。これを堪えるので必死だった。
涙の理由、それは緊張していたからではない。恐怖や不安があったからではない。僕は13年間、セミナー講師として活動してきた。40名ほどの観客では緊張しない。では、悔し涙か? 言いたいことが言えない不甲斐なさで泣いているのか? それも違う。そうした類の涙ではない。僕の涙の理由は、ひとえに嬉しいからだ。嬉しさが感極まって涙が出ているのだ。
僕が立っているステージ。ここは、新世界カンファレンスのステージの上だ。新世界カンファレンスとは、地球に住むみんなが想い描いている理想の世界を体験できるイベント。その場所では、わたしたちそれぞれが想い描く新世界のイメージの共有、実現アイデアの交換、体験をすることができる。そんなイベントを仲間たちと4カ月間かけて一緒に企画し、準備し、いよいよその日を迎えられたのだ。
そもそも新世界カンファレンスは、僕と友人が「かっこよくスーツを着たい!」という単純な願望からスタートした。世界を変えるとか、新世界を創るなんてことは後から出てきただけで、きっかけはただただカッコよくスーツを着たいという単純な願望。そんな男2人の個人的な願望がいつの間にか新世界カンファレンスというイベントとなり、運営メンバーも20名を超え、本番当日は来場者含め40名がその場に集まったんだ。
来場者の中には、静岡、名古屋、大阪、神戸からわざわざ東京まで来てくれた方もいた。新世界カンファレンスは、ライブ配信もしていたから、自宅でも視聴することはできる。だけど、わざわざ時間とお金を使って会場に足を運んでくれたんだ。しかも、それだけではない。『お金のいらない国』の著者である長島龍人さんが基調講演を快く引き受けてくれた。新世界カンファレンスをすることになった時、龍人さんに話をしてもらいたいと思ったんだ。その願いも叶った。本当に多くの人に応援され、一緒に創ってこれた。それが本当に嬉しくて嬉しくて涙が溢れてきたんだ。
僕はこれまでの13年間、国内外で様々なセミナーやイベント運営に携わってきた。これまでの感動したイベントはもちろんある。しかし、今回の新世界カンファレンスは、これまでの経験の中でも全く味わったことのない感動するイベントとなった。うまく言葉にできなのだが、喜びに溢れている、と言ったらいいのだろうか。とにかく楽しい。そんなイベントだった。
新世界カンファレンスは、本当にやりたいことをやれる場所だ。司会やりたい人は司会、音響やりたい人は音響、ダンスしたい人はダンス、歌いたい人は歌、お菓子つくりたい人はお菓子づくり。やりたいことを思いっきりやる。そのスタンスで新世界カンファレンスはつくられた。もちろん来場者も例外ではない。実際に新世界カンファレンスでは、来場者が紙芝居を始めたり、応援うちわのワークショップがオープンされた。主催側も来場者も関係ない。大人もこどもも関係ない。そこに集う人たちが一切の制限も束縛もなく、ただただ本当にやりたいことをやれる。そんなイベントを目指したし、実際にそうなったんだ。
やっぱりね、人はやりたいことやっているとすごく輝くよ。笑顔に嘘がないし、心がどんどん満たされていくよね。単に『楽しい』って感情だけではない。もっと深い『喜び』や『愛』を感じられる。この感情が会場から溢れんばかりに満ち満ちていたんだ。これだけでも感動ものだ。でも思い出してほしい。スタートは「スーツをかっこよく着たい」という願望だったってことに。ただの個人的な願望が、影響の輪が広がってここまでになった。そりゃ、嬉しいって。
当初、僕はステージに立つ予定はなかったのよ。だけど何をトチ狂ったのか司会が急に、僕をステージに呼んだんだ。ぶっちゃけイベント開始直後から、僕は感動して涙を堪えてたんだ。僕は全体統括というポジションだったから、イベント終了までは責務を全うできるようにドッシリと構えるという姿勢をとっている。だけど、最後の最後に登壇させちゃだめよ。みんなの顔見ちゃったら、そんなの泣いちゃうじゃん。泣くのは、僕としてはこのタイミングじゃないのよ。だから、何とか踏ん張ったら、女の子に「泣きたい時は泣いちゃっていんだよ」って言葉がきたってわけ。
こうして新世界カンファレンス2020は幕を閉じた。僕たちは、既に新世界カンファレンス2021に向けて動き出している。次回のイベントには、より多くの人に体験してもらいたい。でも、その前に先日の新世界カンファレンスも体験してほしい。フェイスブックにライブ映像が視聴できる。その場で何が起こったのか? どんな生まれていったのか? ぜひ体験してほしい。
そして、琴線に触れるものがあったら、一緒に新世界を創ろう!!
新世界はもう手の中にあるんだぜ!!
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![黒崎英臣](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75502345/profile_ccb0b147518c875f9d928c393a3cf467.jpg?width=600&crop=1:1,smart)