イスラエルアップデート②
現時点までで(5/15深夜)、計2300発のロケットがガザからイスラエルに向けて発射された。アイアン・ドーム(イスラエルの防空システム)によりその大半は打ち落とされているが、イスラエル側にも多大な被害がもたらされ、1人のイスラエル軍人を含む11人が亡くなった。またパレスチナ側の被害も大きく、130人以上が亡くなっている。その大半は戦士たちのようだが、人間の盾として攻撃にさらされた市民たちも含まれている。また何百発ものロケットが国境を越えずにガザ内に着弾しており、それが被害をさらに深刻なものとしている。以下はエリック氏の「The watchman」から:
15日、IDFはハマスの諜報機関がある20階建てのビルを爆破した。ところが、その同じビルにAP通信とアルジャジーラ(有名なアラビア語の衛生テレビ局)も入っていた。そんなんで、国際主流メディアがこぞってイスラエルを非難している。
まず、なぜハマスというテロリスト組織とこれらの放送局がビルを共用していたのか?常に情報に近いところにいるためだったのか、それとも蜜な関係があるのか??
またイスラエル軍はこのような襲撃の前に必ず「roof knocking」を行う。今回も攻撃1時間前に警告が出され、市民や入居者たちに立ち退くようにアナウンスが出ていて、メディア局も機材を持って避難はしていたそうだ。
メディアはハマスへの攻撃とパレスチナの攻撃を混同して伝えることで、まるでイスラエルがパレスチナという国を攻撃しているように見せるが、これは「ハマス」と「パレスチナ・イスラミック・ジハード」というテロリスト組織との戦いであることを忘れていはいけない。第一、ハマスは、パレスチナ国民に対して独裁的な政治を貫き、国際支援を武器に変え、国民の祝福になっているとは言い難い。
そして背後にいるのはイランであり、悲しいことに今回はイランの「様子見」(予行演習)である可能性が否めない。
次の動画は15日のFOX Newsでのポンペオ(元国務長官)のインタビュー:
ポンペオ氏も、背後にいるのはイランであり、イランへの圧力を強める必要があることを強調していた。トランプ政権時に、オバマが結んだ核合意から離脱していたが、現在バイデン政権が再開すべく交渉中だ。現在イランはウランの60%濃縮に成功していて(核弾頭が作れる)、核合意(制裁解除)できれば60%で止めるよーと、提言して(脅して?)いる。
アメリカの政府のウェブサイトには、アメリカはイスラエルの同盟国であることが明言されている。一方、バイデン政権は先月、前政権が凍結していたパレスチナへの「平和構築のため」の支援を再開し、100億円がすでに支払われた。イルハン・オマールなど民主党の議員もイスラエルを「テロリスト国家」呼ばわりしている。
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最後に:
相変わらず各国は「de-escalation of both sides(どちらも喧嘩やめて)」という発言を出している。今までの歴史を見てみたら、イスラエルが自衛を止めたら滅んでなくなるだけだということがわかるだろう。北朝鮮でもそうだけど、「事を荒げない」政策をとって成功したことがあっただろうか?彼らが「イスラエルに死を」と言って乾杯している限りは、一般市民への被害を最小限に食い止める最大限の努力をしつつも、断固とした態度を取らなければ被害はもっと広がってしまうだろう。