金髪にする前に読むnote
「自分がやりたいからやってるだけ。」
そう言える人たちだけが、その髪色を心の底から楽しむことができます。
誰かに褒められたいから髪を染める?
周囲から称賛されることを期待した金髪の戦闘力は低いです。
承認欲求を満たすためだけに髪を染めた人は、
誰も褒めてくれなかったとき、ショックでメンタルを病みます。
せっかく染めた髪色も、ストレスで真っ白になってしまうでしょう。
要するに、他人ありきの行動は、精神面の観点から危険ということです。
その行動は、誰かに褒められるという条件のもとやっと成り立っている。
つまり、称賛がなかった場合「やる価値のない行動」と評価してしまう。
私も、周りからオシャレだと思われたいがために、流行りの服を買い漁っていた時代がありましたが、どんなに時間をかけてコーディネートを考えても誰も褒めてくれませんでした。このコート、7万円もしたんですけど…。
シンプルに私がクソダサかった可能性は大いにありますが、そちらは今回は考えません。認めません。
誰かのためにモノを買い揃えても、何も得るものはなかった。
「モノはいっぱい、心は虚無感でいっぱい」です。
様々な色の布でクローゼットが満たされただけで、精神的な満足はゼロでした。
承認欲求から自己満足という極地へ
他人の称賛ではなく、自己の称賛を求める人の生活は、優雅です。
鏡を見るだけで毎日、毎秒、髪色から幸福を得られるのですから。
自己満足で割り切る人は、他人の褒め言葉を必要としない。
誰にも褒められなくても関係ない。自分が褒めてくれる。
髪色だけでなく、ファッションもそうです。
散々服を買い漁っていた私ですが、流行りのシルエットやアイテムを取り入れるのをやめ、「自分が着たいから」という理由で服を買い始めると、自分からの称賛が全てなので、何を着ていても満足できることに気づきました。
内から湧く力で生まれた天然の超サイヤ人か、
ただ、強いと思われたいがために金髪に染めただけのサイヤ人か。
戦闘力の差は歴然です。
自らから湧いて出た力には、他人の称賛を必要としない強さがあります。
髪を染める前にぜひ、
「これは本当に自分がやりたいことなのか?」
と、自問してもいいかもしれない、という話でした。
余談
大学生時代、私も金髪にしたことがありましたが、
警戒心からか、電車で真隣に座る人が減ったのを覚えています。
他の乗客よりもスペースが広いという優越感も束の間、
染めた2日後にバイト先の店長から黒染めの指示をいただきました。
なぜ、バイト先の規則を確認せずに金髪染め上げるという、
とんでもなく愚かな行動に走ったのかは、今でも不思議です。
2日間だけの、文字通り輝いていた日々。
それは、最もアホだった2日間でもありました。
おわり