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やめる あきらめる 行きたい場所へ行く

この文章は、ジュリア・ケラー『QUITTING やめる力 最良の人生選択』のパラフレーズです。

ずっと辞めたかったのに、学校生活で仲間外れにされるのが怖くて抜け出せなかったサッカー部。1年目の終わりで転職したかったが、「3年は勤務しないと転職できないぞ」というビジネス悪魔の言葉に抗えず、すぐに辞められなかった新卒で入社した会社。

現在、忍耐力やレジリエンス(回復力)は人間の美徳とされている。コロナ以降、キャリア選択のスタイルが変わったことによりその観念は弱まったように思うが、まだまだ「やめること」は「根性なし」と同義であるように扱われる。

だが、退職や離婚という「やめる」選択をネガティブに捉えるべきではない。
なぜなら、やめるという行動は、人生を見つめ直し、新しい行動を選択することに他ならないからだ。

もちろん、仕事を辞めたあと、毎日朝4時に寝て13時に起床し、ストリートファイター6をやり続け、NetFlixを見ながら寝落するような生活をオススメしたいわけではない。「やめる」という選択は方向転換である。人生を賭して成し遂げたい目的が見つかった瞬間にセレクトできる隠しキャラである。

  • 職場がなんとなく嫌だから、退職する

  • 面倒になったから、noteの毎日投稿を諦める

  • 勝てないから、スポーツはもうやらない

いい。やめていい。

ただし、やめたあと、自分が本当にやるべきことに時間を使うことが条件である。「やめたあと、何がしたいのか?」という質問に即答できるのであれば問題はない。

「今の自分は、人生の目標に沿って生きているか?」「達成したいことから離れていないか?」定期的に自問してみると良い。あなたは本当はリュウではなく、豪鬼やベガを使いたいのではないか?

また、自分自身でコントロールできない要素に対しては「あきらめること」が必要になる。心から満足している会社に勤めていても、環境の変化で退職を余儀なくされることもある。火事や強盗、不慮の事故など、世の中は私達の許可なしに起こることばかりだ。

私達の実力でどうしようもないものは、受け入れるしかない。どんなに努力しても、台風を雨雲レーダー上から抹消することは不可能だ。全てを受け入れたうえで、自分にできることを考え直す。必要であれば、やめる。正しいと思った道へ方向転換する。

最後になるが、「やめること」は簡単なことではない。今までのコミュニティから自分の名前が消える。仲間と関わりがなくなる。非難される可能性だってある。しかし、それを理由に叶えたい夢を諦めてはいけない。他人の思う「なってほしいあなた」ではなく、私が思う「なりたい自分」を目指していい。人生の主導権は常に自分だ。歩くためには横や後ろではなく、前を見る必要がある。


余談

ちなみに、私はストリートファイター6はプレイしていません。相当ハイレベルなエアプを自称しています。

「やめたこと」の実例として、私はゲーム(ソシャゲ含む)をやめ、浮いた分を読書やnote、生配信の時間に変えました。

理由は「文章力や発信力を鍛えることに時間を注ぎ、そこから生まれた私の思考が誰かの人生の助けになれば」と考えたからです。

…と意識高めな発言をしたいところですが、実際は「お金と時間を使いすぎるから」としか当時は考えていませんでしたね。限られた24時間と100年の人生を有意義に使うため、人生の目的を具体化することって避けられませんね…。


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