「不謹慎」であることの難しさ
2024年1月1日の夜、趣味のAIイラストで遊んでいた。
上の画像は「読書って、先人の知恵を授かれるいい趣味だなぁ…」と思い生成したイラスト。割りとお気に入り。
生成した当日は石川県の能登半島で大きな地震があった日だった。
Xのタイムラインは心配や復興を望む声で溢れていた。
死者や行方不明者は確認中の状態だったと思う。
「大きな地震が起きている今、骸骨のイラストをSNSに投稿するのは不謹慎だろうか…？」
生成した当日にXへ画像を投稿するのは控えておいた。多分杞憂。
いつになればこのイラストを投稿できるの？
「サザンオールスターズのTSUNAMIを流すな！」
「宴会なんてするな！被災地の苦しい状況を知らないのか？」
10年前に見た理不尽な不謹慎警察は今もいらっしゃるのだろうか。
「死者が出ているかもしれないのに、骸骨のイラストを上げるのは被災者への配慮が足りていないんじゃないか？」
自身のXのフォロワーは10人程度だが、変な警察に取り締まられて罰金を払うのも嫌なので、一応イラストの投稿は控えた。
ただ、その時一つ疑問が生まれた。
仮にこの骸骨のイラストが不謹慎である場合、一体いつなら投稿しても良いのか？
「おはよう！」も不謹慎？
震災から1ヶ月が経った今、改めてイラストをSNSに公開したが、それは良いのだろうか？
そもそも不謹慎とはなんだろうか？
つつしみのないこと。また、そのさま。ふまじめ。
地震が起きた後、グラードンの「じしん」で対戦相手を攻撃した子どもは不謹慎か？
震災とは関係なく、ここ数日間で大切な人を亡くした人いるなら、
この死を連想させるイラストは今でも不謹慎になってしまうのではないか？
深夜に緊急搬送され、最善を尽くしたが朝を迎えられなかった人がいたとする。
その遺族が悲しみに暮れる中、SNSに投稿された「おはよう！」は不謹慎にあたるのだろうか？
言い出したらキリがない…。「おはよう」は取り締まれない。
直接的に被災地をバカにしたり、冗談のネタにするなどをしない限り、発言を不謹慎だと断定するのは難しい。
結論：だんまりを決め込む
なにか不幸な出来事が（自分の把握している範囲で）発生しているのであれば、何も言わず静かにしておくに越したことはない。
可能な人は寄付や復興に繋がる旅行割引キャンペーンを利用するなど
黙って意味のある行動をするだけでいい。
というかもう、いつも通り行動すればよい。
一般的なモラルがある人ならば、不謹慎な発言はやりたくてもできない。
私のようにイラスト一枚で警察に捕まることにビクビクしたいのであれば、止めはしない。
が、あまりおすすめもしない。
X：https://twitter.com/MajinNewType
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