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あまりにも弱すぎる「効いてる効いてるw」という煽り

かつて一世を風靡した(?)
主にインターネット内で使用される煽り文句である「効いてる効いてるw」というフレーズ。

現代の若者も使ってくれているだろうか。
この煽り文句、弱すぎるので、あまりおすすめできない。

反論として成立していない

1.AがBに対して主張をする
2.Bが憤り、反論をする
3.AがBに対して「効いてる効いてるw」と言い放つ

一見、AがBを手玉に取っているように思えるが、実際はそうではない。

Aは、Bとの議論を放棄してしまっている。
つまり、発話の内容ではなく、発話者を問題にして人格攻撃に舵を切っている。

その結果、議論という土俵を自ら降り、敗北に身を置いている。
議論において、反論ができないまたは沈黙するということは、敗北と同義である。
「効いてるw」と言ってしまうのは、
「反論が思いつかないからとりあえず何か言って辱めよう」と言っているようなもの。

ついでに、反論が思いつかず人格攻撃をしている例を一つ。

A「多くの人がストレスなく活躍できるよう、多様性を積極的に認めていくべき時代だ。貴公も多様性を認めることができる寛容な人間になるべきだ。」

B「では、”多様性を認めない”という観念を持った私のような存在を認めてくれるということで良いか?その場合、人間の多様性は認められないがどうするのか?」

A「必死だなw」

人間の性質と、議論の内容は全く関係がない

・「顔真っ赤w」
・「早口で言ってそう」
・「口に唾溜まってそう」

簡潔に相手を沸騰させる優秀な煽り文句達。
だが、それらは決して、議論を進める効果はない。

口に唾を溜めまくり、顔が真っ赤で早口で捲し立てる大賢者がいてもおかしくない。
つまり、上で言及したような煽り文句に含まれる人間の性質と、本人が展開する主張の内容には全く関係がない。

A「必死だなw」
B「反論は?」

煽り文句のほとんどは、反論などではなく、ただ相手の態度を主観的に実況しているだけだ。

勝負の場から逃げた人間に腹を立てる必要はないだろう。

テレビ視聴者の罵声は、プレイヤーの耳には届くことはない。



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