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採用広報、採用マーケティングとは。採用広報の頭の中。

こんにちは。タナカです。

採用広報になって一年がたったので、一年目に何を考え、何をしていたかなどを残しておこうと思います。


採用広報、採用マーケティングとは

まず最初に、今の頭の中はこんな感じです。

字がすごく小さい

採用広報→採用→人事に染み出していく中で見えてきた図なので、広報→採用広報へ広げていったり、人事→採用へ範囲を広げていくのでは、見え方やイメージも違ってくると思います。あくまで自分の頭の中をまとめたものなので、合ってるかはわからないです。

採用周りを学ぶにあたり、なにかの本でメガベンチャーの人事の方が、「最初の2年で200冊ぐらい本を読んだ」と仰っていて、1年で100冊以上は読もうと決めてひたすら読んでました。ただ採用広報の本ってあまり多くないので、web記事やウェビナー、他社人事の方に相談をしつつ、採用や人事の本を読んで周辺の知識を補完してました。


そして、先ほどの図を、取り組むフェーズごとに分けたものがこちらです。

ざっくり書くと
フェーズ1:戦略決め
 「ターゲット」「ポジショニング」「強み」の3つ言語化
フェーズ2:バケツの穴埋め
 受け入れ体制を整える
フェーズ3:歩留りの改善
 採用のフローや準備を正しくする
フェーズ4:認知施策・コンテンツ制作
 応募(採用サイトつくる)
 興味(コンテンツつくる)
 認知(sns、求人サイト・スカウト運用する)
フェーズ5:ブランドの浸透と体現
 ブランドの一貫性を維持しながら、改善回す


どの会社も最初にフェーズ1をやるのかなと思いますが、フェーズ2以降は、会社や組織の状況によって全然違うと思います。組織がうまくいってなかったら、フェーズ5からやるべきだったり、そもそもどれも並行してやる必要があったりする。

あと、フェーズの中でも会社によってやることの優先度が変わるイメージがあります。例えばフェーズ4に関して、急成長していてすぐに人が欲しいときに、「まずは社員インタビューをたくさん作ります!」っていうと困っちゃうきがしていて、何通スカウト送ると何人を採用できそうみたいな歩留りをもとに、何千通もスカウト送らないといけないタイミングもあったりするのかなと思っています。


具体的になにをやるのか

フェーズ1:戦略決め 
担当:PR×HR
何度も読み返している記事を置いておきます。


フェーズ2:バケツの穴埋め
担当:HR
離職率を改善するゲーム。オンボーディングや、メンター制度、OJTなどなど。
ちなみにこの段階で、PR絡めるケースも聞きます。SlackにPRチャンネル作っている会社は多いと思いますが、入社の段階で全メンバーにPRの重要性やSNS運用に関する講座をやっている会社もあると聞きます。


フェーズ3 歩留まりの改善
担当:HR
歩留まりを改善するゲーム。面接の質を高めたり、資料準備したり、リーダタイム短縮したり。


フェーズ4 認知施策・コンテンツ制作
担当:PR
・応募
応募率を上げるゲーム。採用サイト作るのがいちばん大きいきがします。
・興味
意向度を上げるゲーム。詳細な歩留りに対して、コンテンツで1つずつ改善していくのと、会社全体の目指すブランディングとの相違をなくしていく。
・認知
認知度を広げるゲーム。求人サイトやスカウトなどは、チャネルごとに応募単価を算出しています。SNSや求人サイトの運用、ダイレクトリクルーティング、エージェント対応など。


フェーズ5 ブランドの浸透と体現
担当:HR
人事とか組織とかまるでわかっていないです。勉強中です。1冊本を読むと10冊読まないといけなくなり、本を読みたいけど読みたくない、そんな気持ちです。


振り返り

そして、自分が図の通りにできたかというと全然できてない。

やりながら見えてきた部分も多くて、ようやく全体像が把握できてきたくらいです。入社直後の会社としては人事戦略も採用戦略も数値目標もなく選考のみを行なっていた状況で、かつ変化が起こしにくい状態でした。(わかっていて入社したので、逆に今は色々とやらせてもらって感謝しかないです)

そこで危機感を醸成していくやり方がメインにはなってしまいましたが、採用広報や歩留りという概念があること、競合の状況などを説明しつつ、採用に必要な記事をひたすら書いていきました。
並行してATSの導入やフローの見える化、ひとまずnoitonで採用サイト制作、サーベイの実施など徐々にやること増やして、課題も明確になり、ようやく図のステップを歩めている状態です。これでだいたい一年。これを一定規模の会社で、かつ完全トップダウンではないやり方でやれたのは学びが大きかったです。(人としても、スキルとしても)。

他の企業で、一人の現場の人が図をもとに「フェーズ1からやりましょう」と言ってこのステップ通りにできるかというと、難しいケースもあると思います。


(勝手に)参考にしている方々・コンテンツたち

組織ブランディング

HRBM
なぜPRとHRが交わるようになったかなどはこちらを参考にしました。

ファンベース採用

採用マーケティング
採用広報と採用マーケティングの違いはこちらを参考にしました。

採用のコンテンツ


改めて採用広報の先人たちへの感謝と、同じような業務をしている方、いろいろ情報交換しましょう。
「この施策おすすめです!」「この考え方どうなの?」など、なんでも教えてください!

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