広告収入の時代は終わる?
昔から広告というのは、常に存在するのだが、その方法は時代によって異なる。
昔だと、新聞や折込広告、ポスティングのチラシ、街中にある建物に貼る広告、電信柱などにもあったかと思う。
時代はネット社会に変わり、ネット広告というものが主流になった。
しかし、今も昔も広告の価値設定というのは変わらず、建物に貼る広告の価値は、そこを通る人の数によって決まる。たくさんの人が通り、多く閲覧されるのであれば広告価値は高いし、人通りが少なければ価値は低い。
ネット広告の理屈も同じだ。
たくさんの人が見る場所の価値は高く、見られない場所の価値は低い。
その法則から、ブログを活用したアフィリエイト収入や、SNSを活用した広告は多く活用されるようになり、それを生業にする人も増えた。
今だにアフィリエイトってなんやねんって思ってる人もいるかもしれないが要するにそういうことだ。
たくさんの人に見られてるブログに広告を貼ってそのブログを見にきた人が、その広告を見て、ポチッとすればお金が入る。だからたくさんの人が見てくれるブログを一生懸命書く。
そんなに難しいビジネスモデルではない。
時代はさらに流れ、SNSも多く存在するようになった。
私が初めて出会ったSNSはBBSや2チャンネル、mixiといったところだろうか。
そこから今では、Facebook、instagram、Tik Tok、Youtube、様々なSNSが存在する。その多くに広告というものは存在するのだが、その広告価値というのは、閲覧者が増えることに比例し、上がり続けるだろうか?
最初は、データがないから、単純なフォロー数、ビュー数によって価値が評価される。しかし、フォロワーが多くても見ている層が悪い、エンゲージメントが低い、などのデータがわかり始めると、そのアカウントや記事の広告価値は下がる。
一時期、インスタグラムのフォロワーを増やすAIシステムの販売が流行った時があったが、その仕組みが終わったのがこの理由だ。
フォロワーを買っても意味がない理由も同じ。
フォロワー100万人いても幽霊アカウントが100万人であれば広告価値は0ということ。
もう一つ広告価値が下がる要因として、広告主または広告塔が増えること
仮にとても人通りの多い場所に立ってる電信柱でも、一枚のチラシが貼ってあればよく見られるが、その電信柱に100枚のチラシが貼ってあったら見られることは少なくなるだろう。
要するにネット広告も乱発されると見られなくなる。
インスタグラマーの投稿が毎回PRだったら、その人の投稿は見られなくなるだろう。
今や、インスタでも10万人クラスのフォロワーを持つ人は、かなり存在する。
10万人のフォロワーを持つ人が今10人で一人の広告料が1万円だとする。
1年後、10万人のフォロワーを持つ人が、20人になったら一人の広告料は恐らく5万円になるだろう。
要するに1年後に10万人のフォロワーの価値は、半減したと言える。
10年かけて10万人にしたフォロワーの価値が1年で半減することなんかあるだろう。
だから今からinstagramのフォロワーを何年もかけて増やす努力をするのはあまりお勧めしない。
承認欲求を満たしたい人は自由に頑張ってください。
しかし、広告というものはなくなるものではないので、常に人がたくさん通り、まだ地チラシが多く貼られていない電信柱を見つけることはいいと思う。
しかし、その行動がビジネスとして費用対効果がいいかどうかは冷静に考えた方がよい。
じゃあ広告ビジネスは今後どのように変わっていくのか?
というのはまたの機会に書きたいと思う。
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