ただただ私が泣いてる話

こんばんは。

皆さんお元気ですか???

私はたった今、Twitterでとある一本の動画を観て
急にあることを思い出してしまって
大号泣しているところです。


私は幼少期から喘息を患っています。
それが原因で入退院を繰り返していて
幼稚園には1/3程しか行けていませんでした。
次第に軽くはなっていきましたが
小学校高学年になるまでは
学校を早退したり休んだりすることが多くて
そんな時は幼いながら一人で家で寝るんです。

そんな小学校2年生
私が8歳になった年のある日、
我が家に家族が増えました。
W・コーギーのはなちゃんです。

父の友人がブリーダーをしていて
『鼻頭が白くないコーギー』
という理由で売れ残っていた子犬を
引き取ってくれないか?と
我が家に話を持ちかけてくれたのです。

父はすぐに引き取ることを承諾しました。
一人っ子で病弱で寂しがりやな娘に
犬がいるのは最適だと思ったんでしょうね。

私の人生はそこで変わったのかも知れません。

体調が悪く学校を休んだ日
午後から土砂降りで雷が鳴っていて
紛らわせる為にアニメを観ていたのに
我が家が停電になって
暗くて怖くて泣いていた時
隣にそっと寝転んだ彼女の姿が
今でも鮮明に思い出せます。

親と喧嘩して大泣きしている時
元気に駆けてきて
顔を舐めて涙を拭ってくれたこと

はじめての雪、はじめての雪だるまに驚いて
一生懸命吠えて
噛みつこうとしていたこと

私と同じできゅうりが大好きで
ミニサラダを作って食べさせてあげると
跳ねて喜んでいたこと

部活でヘコむことがあって落ち込んでいると
それを全部知っているみたいに
ただ側にいてくれたこと

私が帰ると部屋中を走り回って
物凄い勢いで飛びついてきて
逆に私が学校行事や合宿で帰らないと
大好きなご飯も手につかず
ひたすら寝て過ごしていたこと

やんちゃでうるさくて食いしん坊でよく寝て
病弱なところまで
私にそっくりなはな。

妹のような姉のような
親友のような恋人のような

よく分からないけど
とにかく1番の理解者で
この世界で1番大好きな存在。
それは今も、少しも変わりません。


ヘルニアや脳腫瘍、
悪性リンパ腫やその他諸々
色々な病気になっても
ずっと元気なはなのままでいてくれました。

顔が腫れても一生懸命吠えて
足が腫れても私が帰れば寄ってきてくれる

安楽死の方法もあると獣医に言われたけど
私は断固拒否でした

私はドラマ等を観ていて
「自分はこんなになったら早く死にたいけどな」
「声が出せなくなったら死んだ方がマシ」
「私がこうなったら死なせてね」
とか、今でも本音で思って言っているのですが
それでも大好きな存在が
自分の目の前から消えてしまうと分かっていて
それに賛同して背中を押すなんて
とても私には出来なかったんです。
自分勝手ではありますが。

治療で顔や足が腫れて
走れないし食べれないし
見ていてとても辛かったです。
でも、私の前からいなくなるよりは
と思っていました。

今でも思ってしまうのは
彼女は本当にそれで幸せだったのかな
ということ。
後悔というかその疑問は
確認することも出来ないので
迷宮入りなんですけどね。


彼女の病気が進行して
余命1ヶ月と言われてから3ヶ月程経った
私が高校2年生の10/30
本当に何も考えず
その日は何となく学校をサボりました。
何となく家にいて
何となく家でゴロゴロしたかった

お昼前
はなが私の横にフラフラと歩いてきました。
私はその時も何も考えずに
「だいすきだよはな」
「ずっと一緒にいようね」
そんな言葉をかけていました。
私の隣に横たわって静かに眠っていたのに
急に痙攣し始めた彼女を観て
私は泣き叫びながら
家に鍵もかけずに自転車で母親の職場に向かい
「はなが死んじゃう」とだけ告げ
先に家に帰りました。
私が家を開けていた時間は
恐らく10分程ではありましたが
帰ってもまだ痙攣していて
薬なども特にない為何も出来ず
撫でても落ち着くことはなく
ただただ抱きしめて
暫く経つと痙攣が止まり
それと一緒にはなの呼吸も止まりました。

なんだかドラマみたいな話なんですけどね。
実話なんです。

奇跡的にはなの最期は看取ることが出来ました。
私が苦しい時常に側で支えてくれていたはな
最期の最期に隣に居させてくれたはな
彼女にとって私は
どのような存在だったのでしょうか。
同じように1番大切で
1番側にいたくて
1番大好きな存在だったのでしょうか。
だとしたら
そうなのだとしたら
最期に側にいてあげられたのは
唯一であり、最大の恩返しになったのでしょうか。
答えが聞けないことが辛いです。

最後の余力を振り絞って
私の隣に歩いて来てくれた彼女の顔を
私は一生忘れません。
苦しいとか助けてとかではなく
優しいあの顔を私は一生忘れません。
ほっとした表情を浮かべて眠った姿を。
忘れちゃいけないとか忘れられないとかじゃなくて
忘れたくないので忘れません。


いつか私が結婚する日が来たとしても
その相手より
間違いなくはなを愛しています。

今までも、5年経った今も、これからも。


今でもふと
机の下に潜って寝ていた姿や
台所で物欲しそうに見つめてくる姿や
散歩に行きたくて玄関の方をじっと見ている姿や
ご飯が欲しくてお皿を加えている姿や
あんな姿やこんな姿を思い出して
寂しくなる時があります。

今もこの文を書きながら
涙が止まらないんですけど
一生のうちでこんなに愛おしい存在に
今後出会う気がしないというくらい
本当に大好きでした。
大好きです。

多くは望まないから
ただもう一度だけ抱きしめさせて欲しい
もう一度だけ声を聞かせて欲しい
出来ることなら代わってあげたかった
ずっと一緒にいたかったし
私より先に死なないで欲しかった
コーギーの寿命は13-15歳
なんて言われてるのに
たったの9歳で居なくなってしまった彼女と
もっと沢山の思い出を作りたかった。
9年間でどれだけ幸せを感じられたのか
私には見当もつかないけど
我が家で過ごした9年が
もし、幸せだったのなら本望です。

私は「もうペットは飼いたくない派」
なんですけど
もし同じような経験をして
落ち込んで病んで
私と同じように全てを投げたくなったら
それでいいと思います。
(私は立ち直れなくて部活休部しました)
5年経ってもあの人同じくらい泣いて
思い出して会いたいって叫んで
それでいいと思います。
たぶん無理なんですよね
「傷が癒える」とか「前に進む」とか。
1番大切な存在が
目の前にいない事実は変わらないし
戻ってくることもないんだから。
思い出して泣いて
会いたくなって
愛おしくなって
あの頃の感情に戻る
それでいいんじゃないですかね。
よく
ずっと悲しんでると天国で相手が泣いてる
みたいな話をしますけど
いやそりゃそうかも知れないけど
忘れられるよりは絶対いいだろ
とも思いますし。笑
何より忘れずにいることが
何より愛されてた証拠じゃないですか。

例にならって()
今回もオチも結論もないんですけど
推しは推せるうちに推せ
と同じ理論で
好きな人や大切な人には
言えるうちに全て言っておいた方が
絶対いいよ
ってはなしですよね。

目が死ぬほど腫れました。
明日は5時起きです。
グッナイ👋

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