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【新聞の読み方⑬―ES・面接で「自己PR」「力を注いだこと」は、「自分の能力をいかに伸ばし、発揮できたか」を書くこと】

本日は、ESの自己PRの探し方、実戦的書き方の秘訣(おさらい含む)です。

【「自己PR」「力を注いだこと」とは、「自分の能力をいかに伸ばして、発揮できたか」を書くこと】

「自分PR」「力の注いだこと」について、ESで何を書いたらよいだろう?悩む人がいます。
さらにESで書いてみて、面接で話してみるが、成果(採用試験の通過・合格)がだせなくて悩む人がいます。
「どうすればいいの!?」「うまくいかない」ことにならないよう、自分も納得がいって、採用担当者から「いいね!」と認められるには、どうすればよいか?秘訣を教えます。
新聞は、どうすればよいか、ヒントになりますよ。
多面的・深堀思考しましょう。

(1)  すぐに「自己分析」に走ってはダメ!

張り切って、やみくもに「自己分析」してはいけません。
「目的なき判断・行動は避ける」ことです。あらぬ方向に進むと、迷路に入り込むことがあります。

(2)  現状認識をしよう

まず、ES、面接では、何が求められているのか、正しい認識をすることからはじめましょう。
「ES、面接は何をする場」と何なのか?ですね。

(3) 採用試験は、何をするところか?

  採用試験とは「企業で戦力として活躍できるか、どうか見定める場」「お客様や社内の人とかかわりながら、成果を出していけるか、見極める場」と考えたらよいでしょう。
つまり、「活躍」する、「成果」をだすためには、当社の経営理念、社風、求めている人物像を理解・賛同して、いかに「能力」を発揮できるか、これから「能力」を伸ばせる「伸びしろ」かあるか、といえます。

(4) 調べる「活躍できる、成果が出せる」には新聞から学ぼう

 「活躍」「成果」をだしたり、「能力」をどのように発揮すればよいか、学ぶには新聞が役に立ちます。
「就活」特集欄だけではなく、日経新聞であれば、毎週月曜日の「18歳プラス」、月曜~金曜日掲載の「私の履歴書」、経営者・専門家のインタビュー記事やオピニオン記事に目を通してみてください。

(5)  「能力」とは何か?

私がゼミ生に4つの「就業能力」(「雇用されうる能力」「雇いたいと思わせる能力」)を示して、理解してもらっています。
WHO、厚生労働省で取り上げている「エンプロイアビリティ」を参考にアレンジしました。

「能力」とは、
(1)「人間性」(心がまえ、信念、人柄、性格)を「自分のよりどころ」として、
(2)「思考・行動力」を磨きながら
(3)「知識・技能」を深めて・拡げて、
(4)「心の置き方」(気持ちを整える、自信を持つ、強い思いを持つ、覚悟・決意)により、
上記(1)~(3)の三拍子を総合的に駆使しながら、(4)を意識しながら、成果を出すことです。
「心の置き方」は精神面でうまく力を発揮できない人が多いので、就活モチスキゼミコーチが、設けました。

「人間性」は伸ばせるのか?という疑問を向けられますが、伸ばせますよ!
「性格」には、生まれながらに授けられた「能力」もありますが、後天的に形成される「能力」もあり、変えることは可能です。
「心がまえ」「信念」「人柄」は年齢を重ね、成長するとともに、自ら念じることです。

(6)社会の要請、企業から求められる「能力」とは何か

現実を直視して「能力」を発揮することが大事です。
経済連加盟600社のアンケート『新卒採用に関するアンケート調査結果』(2018年度)によれば、

採用時に重視する「能力」は以下の通りだそうです。
1位:コミュニケーション能力=思考・行動力
2位:主体性=人間性
3位:チャレンジ精神=人間性、思考・行動力(心がまえ・思考力のどちらともいえますかね。)
4位:協調性=人間性
5位:誠実性=人間性
なんと、12位まで、「人間性」「思考・行動力」の要素が重要視されています。
「知識・技能」は専門性、一般常識、語学力などは、下位にランクされているのです。
つまり、高校受験、大学受験は「知識・技能」偏重でしたが、社会人受験は「人間性」「思考・行動力」「知識・技能」を総合的に発揮できる人材を求めているのです。

(2018 年 11 月 22 日 一般社団法人 日本経済団体連合会調べ)

(7)求められる人材像を意識して、「自己PR」「力を注いだことについて」自分の最高のイメージを持とう

 最高の自分のイメージ、最高の気持ちは「こんな人間だ!」と導き出してみましょう。
自己分析すると「心の置き方」から、現状の「能力」のままで、自分に対して低い期待感、劣等感から「どうぜ、人から認められる能力が発揮できない」ととらわれてしまう就活生が見受けられます。
本番のES提出、面接まで時間、猶予があるのですから、自分の最高のイメージ、最高の気持ちを持って、大いに「能力」を伸ばしましょう。
「心の置き方」で覚悟すれば、1か月あれば、自分の最高のイメージのとおり行動すれば、近づきます。そして、現実の自分と最高のイメージのギャップが取り外せますよ。
「なかなか、うまくいかない」と、一人で1日1日をトレーニングできなければ、就活モチスキゼミコーチに相談してください。
よければ、

(8)自分の強みの要素には、何があるのか、調べてみよう。

一例です。参考にしてください。自分にピッタリな表現を新聞や類義語・同義語辞典で調べてください。

(株式会社 アージスジャパン『自己PRでアピールできる強み』より引用)

【自己PR実戦事例】

「自己PR」は、企業の自己PR の設問のなかで、「学生時代で…」(大学生は学生、中学・高校生は生徒、小学生は児童と表現します)「大学で…」という前提がない場合は、高校時代のことに言及してもかまいません。
「高校時代から、自分の強みを発揮していたんだね!」と解釈してもらえるのが一般的な考え方です。
最終面接では「自己PR」を中学・高校・大学ごとに聴いてくる面接官がいます。
一貫してぶれずにできているか確認しているのです。
あらかじめ、「自分PR」中学・高校・大学編を準備しておくとよいでしょう。

さあ、PREP法で展開してみましょう。

●地方銀行合格の社会学専攻Kくんの「自己PR」
〖結論〗
私の強みはチームの成果を最大化して、結果を出し続ける「働きかける力」があります。
〖理由〗
この長所は、高校2年秋に、副部長として軟式テニス部の部長と部員の対立を一つにまとめました。
〖具体例〗
まじめな部長は県大会優勝のため猛練習を課して一人一人の部員の課題を指摘して弱点を直そうとして、主力の部員たちと対立しました。そこで1日練習を休んで部員全員で話し合いました。私は皆の意見に引き出し傾聴しつつ「なぜ?どうして?」を連発しながら真意を導き出せました。12時間の話し合いで、チーム全員が話し合いに熱中して、チーム全体で弱点をカバーしながら自律的な態度で相手の考えを理解したうえで、チーム全体で仲間意識が芽生え長所を引き伸ばしあうことで合意できました。
〖結び〗
そのあと部長はじめ全員が練習中に課題ができれば、皆で問題を共有してその場で解決するチームワークが生まれました。その結果、7月の県大会では準優勝を獲得することができました。(400字)

※ESがうまく書けない就活生、選考試験でESに課題があり通過できない就活生は、「ビジネス文章のプロフェッショナル」「就活の選考試験対策の専門家」に見てもらうことが、良いでしょう。
よろしければ、就活モチスキゼミコーチに相談してくださいね。

※ぜひ、日経新聞を利用して、どしどし検索しましょう。
日経新聞は、ぜひ読んでもらいたいのですが、経済的にきびしい学生の皆さんは、大学の図書館をフルに利用しましょう。
有料電子版・紙面を自由に読んで、活用できますよ。学費に含まれる図書館のライブラリーをどしどし使いましょう。
アルバイトで、自分に投資ができる人は、2月7日までに申し込めば「2か月間無料キャンペーン」がありますので、申し込んではいかがでしょう。
日経電子版 2カ月無料の初割実施中|日本経済新聞のニュース・専門情報 (nikkei.com)

【就活モチスキゼミコーチが選んだおすすめ記事】

1.1面トップ 日米同盟、新段階に 首脳会談、対中「共同で抑止」安保環境見据え「現代化」

<リード文>
【ワシントン=秋山裕之】岸田文雄首相は13日(日本時間14日未明)、ホワイトハウスでバイデン米大統領と会談した。バイデン氏は「同盟を現代化する」と表明し、日米で同盟関係を新たな段階に引き上げると合意した。日米一体で中国やロシア、北朝鮮への抑止力を高め、東アジアの国際秩序を維持する狙いだ。

2023/1/15付 日本経済新聞 朝刊より引用
2023/1/15付 日本経済新聞 朝刊より引用

問われる日本の覚悟 ニュース・エディター 丸谷 浩史

<リード文>
ともすれば軍事的な意味合いを想起させるとの理由で、政治の場で使いづらかった「日米同盟」の言葉があたりまえになったのは小泉純一郎政権だった。それから約20年、今回の日米首脳会談で同盟関係は新時代に入り、日本は「自分の国は自分で守る」覚悟を問われる。

2023/1/15付日本経済新聞 朝刊より引用

2.2面総合 [社説]日米同盟の深化で世界の安定に貢献を

岸田文雄首相が就任後初めてホワイトハウスを訪れ、バイデン米大統領と会談した。中国やロシアの強権的な行動を踏まえ、日米同盟の抑止力と対処力の一段の強化をはかる方針で一致した。
日本は今年、主要7カ国(G7)の議長国を務める。国際秩序の安定に向けて議論を主導する責任は重大だ。外交の中核となる米国との同盟をさらに深め、世界の平和と繁栄に貢献してほしい。

両首脳はこれまで複数回会っている。今回は日本が国家安全保障戦略など安保3文書を決め、米軍に頼るだけではない自立的な防衛力の整備に踏み出してから初めての会談だ。その意義は大きい。
首相は防衛費の増額や相手のミサイル発射拠点をたたく「反撃能力」を柱とする防衛力強化の取り組みを説明した。バイデン氏から強い支持とともに「米国は日本の防衛に全面的に関与している」との言質を得たことを評価する。
安保協力の念頭にあるのは中国やロシア、北朝鮮だ。とりわけ切迫感が高まる台湾有事への備えは急がなければいけない。中国の台湾侵攻や北朝鮮の暴発を防ぐための抑止力を高める作業を着実に進めるべきだ。
ロシアのウクライナ侵攻から2月で1年となる。情勢は一進一退で、出口はなお見えない。両首脳がロシアへの制裁とウクライナ支援の継続を確認したのは当然だ。

経済分野では、半導体などの経済安保や宇宙、エネルギーなどで日米の優位性を維持すると申し合わせた。共同声明には米国が主導する経済圏構想であるインド太平洋経済枠組み(IPEF)を軸に協力を推進すると掲げた。
ルールに基づく公正な経済秩序づくりに米国は不可欠だ。首相は会談後の講演で、米国が離脱した環太平洋経済連携協定(TPP)復帰が「決定的に重要」と呼びかけた。バイデン政権は慎重な姿勢を崩していないが、引き続き首脳間でも話し合うよう期待する。

抑止力の向上とあわせ、外交による緊張緩和の努力も怠ってはならない。首相は講演で中国と首脳や閣僚級の対話を重ねる必要性を訴えた。持ち越しとなっている林芳正外相やブリンケン米国務長官の訪中を早期に実現すべきだ。
共同声明では新型コロナウイルス感染が広がる中国に十分な情報提供を求めた。対話を通じ、中国が大国としての責任を果たすよう働きかけを続けるのは重要だ。

2023/1/14 19:05 日本経済新聞 電子版

3.42面サイエンス 〈私は誰?〉(中) AI「顔の3割」であなた認定
普及、多様な「私らしさ」表現

<リード文>
自動翻訳やロボット制御、がんの早期発見まで、社会の隅々に人工知能(AI)が広がってきた。時には個人認証や採用面接にも使い、あなたが何者で、どんな価値を持つかをAIが決める世の中になった。AI社会に不満を抱く人もいるが、大多数はAIに合わせる現実路線をとる。そんなあなたは、本当にあなたですか。
(草塩拓郎)

2023/1/15付 日本経済新聞 朝刊より引用

以上
ご精読、どうもありがとうございます。
毎日コツコツ進めていきましょう!
就活モチスキゼミコーチ 山内康義

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なんの仕事がやりたいのかわからない
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企業研究のやり方がわからない
業界・企業研究が不十分
企業が業界の情報収集ができない
なぜ、面接を通過することができないのか
面接でのストレス(質問に対して何が正解かわからない)
面接が不安だ
面接練習をどうやったらいいのか
面接が通過するかわからない
面接では本音を話すのか
面接が苦手だ
面接に対する準備不足の不安が大きい
ESではどんなことを書くのだろう
ESが通過しない
ESで何も書くことがない
・ESがうまく書けない就活生、
・選考試験でESに課題があり通過できない就活生など…

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