仮面浪人への周囲の理解
仮面浪人していることを大学の皆や家族に打ち明けるか、という悩みは誰もが通る道だと思います。
ちなみに筆者自身は目指す職種が明確に決まっていたので隠すつもりもなく、むしろ周りには検討を始めた段階から相談してました。
(中退したとはいえ好きな学校だったので…)
しかし、さすがに休学期間中は事情を話してない顔見知り程度の知り合いとバッタリ会ってしまうと気まずかったですね。
これまで記事に書いた通り、再受験に臨む人にはそれぞれ異なった事情や思いがあるので、一概にこうするのが良いと示すことはできません。
筆者は一人暮らしで生活基盤を進学先に置いていたので、そこでバイトなど続けながら、周りの同期の支えを受けて再受験に臨みました。
周囲に話したほうが、コトが円滑に進む場合はそうすれば良いでしょう。逆に筆者の学部にも、誰にも打ち明けず一人コツコツ勉強して志望大学に合格しフェードアウトするように去っていった同級がいました。
元の大学に残る気持ちが全くなく、未練もない場合は打ち明けなくとも問題はないと思います(そういう方には仮面浪人でなく純粋な予備校浪人をおすすめしたい筆者ですが…)。
ただ一つだけ、筆者の失敗談から注意して頂きたいことがあります。仮面浪人を周囲にカミングアウトするのは構いませんが、あくまで時間管理や人間関係のことも自己管理しなければなりません。周りの同期=普通の大学生が、いかに楽しそうに生活を充実させていようと、絡んでこようと、彼らは受験生ではなく一般の大学生です。筆者はそこの線引きに非常に苦労し、同期の家に入り浸って「大学生」たちと愚痴を吐きながらダラダラしていた時期があります。自ら仮面浪人を選択する以上、「周りの雰囲気に流された」は言い訳になりませんよね?それが辛いなら、やはり予備校に入って普通の浪人をすべきではないかなと思います(確実に勝算があるなど特殊な方は別でしょうが…)。周りの環境は「息抜き」に使うべきであって、仮面浪人生というのは彼らとはまた違う世界の住人と考えたほうが受験にとっては良いのではと思います。キツい受験勉強を前にして誘惑があったら誰でも流されますよね?筆者は「今日ぐらいは良いよな」の積み重ねでかなりの時間を無駄に過ごしてしまい、第1志望の学校の苦手科目で大問一つ丸ごと分からないという大惨事を招きました。同期とダラダラする時間は受かってからでもいくらでもあるぞ、と当時の自分に言いたい。正しい不安の解消法は、ダラダラすることではなく、勉強することです。
それでも悔やみきれないから、せめて後に続く方に同じ思いをしてほしくないと、この記事を書いてます。偉そうに書いてますが、筆者は失敗した側です。
家族の理解うんぬんという話はその家庭ごとの問題で、再受験に限った話ではないので、この記事では触れないでおきます。。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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