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通信制高校、私立と公立を比較/在籍年齢層の違い

こんにちは、ニュースク編集部のTです。前回は通信制高校の公立と私立の卒業率についてお話致しました。通信制高校、私立と公立を比較する
続きまして今回は両者に通う生徒の年齢層の違いについて皆さんに知っていただけましたら幸いです。データは全て政府統計「学校基本調査」によるものです。(2019年12月25日更新)

「通信制高校」1年生の教室にいる生徒の皆さんの姿を想像してみてください。どのようなイメージをお持ちでしょうか?
私は過去にこの比較をしたとき正直おどろいてしまいました。以下がその結果です。

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なんと私立と公立でここまでの差が出ていました。

私立通信制高校は中学卒業後すぐに入学となる15歳の割合が23.5%なのに対して公立では7.7%となっています。
加えて公立通信制高校は20歳以上の方の割合が41.0%なのに対して私立では3.6%となっております。

これはどちらかが良い悪いというお話ではなく、それぞれが全く異なったニーズのもと選ばれているのだと感じました。それはどのようなものなのでしょうか?いくつか調査をしてみました。

公立通信制高校のニーズ

公立通信制高校のメリットは学費の安さが挙げられます。自分で学費を払う必要がある場合、やはりこのメリットはとても大きなものとなるようです。世帯収入等にもよりますが公立通信制高校も就学支援金制度の対象となりますのでケースによっては無償となることもあります。
また、「働きながら高卒資格を取りたい」というニーズを持つ方が多く登校ペースは毎週日曜の一度のみというケースが多いようです。公立高校の多くは恵まれた立地に無い場合も多いのですが、マイカー通学ができる年齢の方にはデメリットになりづらいという特性もあるようです。


私立通信制高校のニーズ

私立通信制高校のメリットは様々です。先日お伝えした卒業率を最優先に選ぶ方もいますし毎日通うことを前提に、私立ならではの立地条件を理由に挙げる方もいます。また、芸能やIT、調理などの特殊分野を学ぶために選ばれることも多いのが特徴です。


「通信制高校」というくくり方

このように同じ通信制高校でも公立と私立では全く異なる層に利用されていることがわかります。
「通信制高校」でひとくくりにするのではなく「公立通信制高校」と「私立通信制高校」は全く違うものと考えた上で、どちらか片方だけの情報を得るのではなく、必ず両者を見比べてどちらが自分に適した環境であるのか考えてみてはいかがでしょうか。

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