情報セキュリティ10大脅威2024決定
毎年IPAが発表している「情報セキュリティ10大脅威2024」が今年も発表されました。
出典：IPA 独立行政法人情報処理推進機構
※「情報セキュリティ10大脅威2024」は、2023年に発生した社会的に影響が大きかったと考えられる情報セキュリティにおける事案から、IPAが脅威候補を選出し、情報セキュリティ分野の研究者・企業の実務担当者など約200名のメンバーからなる「10大脅威選考会」が脅威候補に対して審議・投票を行い決定したものです。
■「個人」向け脅威
個人向けの脅威としては、「個人情報の窃取」や「不正ログイン」など昨今注意喚起されている事柄が選出されています。
2024年も引き続き、フィッシング詐欺やクレジットカード・スマホ決済等の不正利用に気を付けていきたいところです。
■「組織」向け脅威
組織脅威TOP10のラインナップは去年と変わっていませんが、少し順位に変動がありました。
例えば、「内部不正による情報漏えい等の被害」は前年4位から3位へと、「不注意による情報漏えい等の被害」は前年9位から6位へのランクアップしています。
組織内の「人」に起因する脅威が前年よりランクを上げていることが伺えます。
情報セキュリティ脅威というと外からの攻撃ばかり注視されがちですが、外部からの攻撃などITに関する対策のみではなく、「内部の不正やミスといった、人に関する対策」もとても重要になってくると思われます。
こういったより注意すべき脅威を知ることで、対策の幅や意識も変わってきます。
2024年も引き続き、情報セキュリティ対策を強化していきましょう！
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