NTTドコモフィッシング詐欺被害の拡大を防ぐ送信元に注意喚起する機能提供開始へ
株式会社NTTドコモは、SMSを悪用したフィッシング詐欺への対策を目的に、危険なサイトのURLなどが含まれるSMSを送信している
送信元回線に注意喚起を送る「意図せぬ迷惑メッセージ送信に関する
お知らせ」を2024年7月上旬から提供いたします。
出典:NTTドコモ
<注意喚起の機能>
本機能は不正なコンテンツ等をインストールするよう誘導したり、個人情報を盗み出そうとするサイトへ誘導したりするSMSの送信をドコモが検知した際に、お客さまの意図しない送信行為が行われた可能性があるという注意喚起を送信するものです。
注意喚起では、SMS通信料のご確認をいただくとともに、身に覚えのない
アプリがインストールされていないかのご確認、削除のご案内を実施
します。
<携帯を介したフィッシング詐欺>
宅配業者や金融機関、ネット通販事業者などを装って個人情報を盗み出す
フィッシング詐欺は、深刻な社会問題となっています。
正規のサイトを装うサイトのURLをSMSを利用して送りつけ、アクセスしたお客さまに偽のアプリをインストールさせることで、
お客さまが意図しないうちに、お客さまの携帯を介したフィッシング詐欺を行っているケースも報告されています。
<被害防止のために>
データのバックアップ等の取得やメールの添付ファイルやURLを不用意に
開かない等の日頃からの対策に加え、万が一ランサムウェア被害にあった
場合も身代金を支払わないことや、繰り返しの侵入を防ぐために侵入経路の
徹底的な洗い出し等の事後対応・再発防止策の実施が不可欠であると結んでいる。
<対策>
・安全性が確認できるまでURLはタップしない
・本物のURLなのか公式サイトを確認する
・発信元が分からないURLは無視する
スミッシング詐欺は年々増加傾向にあります。
スミッシングは、攻撃者がSMSを使い、標的になった受信者がURLリンクをクリックするよう仕向け、個人情報を送信させたり、スマートフォンに悪質なプログラムをダウンロードさせるフィッシングの一種です。
今回のSMS送信元への注意喚起機能提供は利用しているユーザーにとって役に立つと思われます。
スミッシングによる被害は個人だけではなく企業も受ける影響がより大きいためセキュリティ製品での対策(UTM等)も視野に入れてもいいかと思います。
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