日本はサイバー攻撃から狙われやすい
日本は情報管理という面での脆弱性が指摘されています。
サイバー攻撃に対しての危機感も、日本人は他の国と比べて低いとされ、攻撃者にとって日本は今とても魅力的な市場となっています。
それを象徴するように日本は「最も多くサイバー攻撃を受けた国」として、2年連続で世界1位となっています。
■攻撃者から見た日本市場の魅力
◎インターネット普及率が高い
日本はインターネット普及率が高くIT環境が整っているため、無差別に攻撃しやすく、この環境が逆に攻撃者にとって有利になっています
◎狙いやすい
人々のセキュリティ意識はまだまだ低く、対策も十分でないため手っ取り早く狙いやすい
◎経済大国
日本は米国・中国に次いで、世界第3位の名目GDPを誇り、経済的にも豊かな国でターゲットとしておいしい
→“それなのに日本には危機感が足りない!”
情報セキュリティ企業ソフォスの発表によると。米国・カナダ・インドなどの12ヵ国のうち、最も大規模な被害が生じたサイバー攻撃を発見するまでの時間が最長だったのは日本で、平均17時間だったとのことです。
■日本が最も警戒すべき攻撃手段
上の図を見てわかるように、初期侵入経路は断トツで「フィッシング」が多くなっています。
日本は今、アジアで2番目にフィッシング攻撃を受けている国でもあります。
次に多かったのは「脆弱性の悪用」です。
IoTの普及が進んだことで、インターネットに接続されたソフトウェアやシステムが増加し、複雑性も増しています。
また、狙われやすい分野としては、「製造」や「航空宇宙業」、「鉄鋼業」などが挙げられています。
どれも重要データの豊富さや、多くの子会社・取引企業を持っており、サイバー攻撃のリスクに晒されやすいと言えます。
■サイバー攻撃への主な対策
・情報セキュリティについての知識や意識を高める
・複数のセキュリティ製品を使用し、多層防御する
・OSやソフトウェアを常に最新の状態に保つ
・不用意にメールの添付ファイルやURL、ブラウザのリンクを開かない
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