「「不審なSMSに記載されたリンク」に、5人に1人はアクセスした経験あり! 悪質な「スミッシング」に注意」
昨今、メールやSNSをはじめとしたさまざまなツールを介し、個人情報を盗み取り、金銭を奪うフィッシング詐欺が後を絶ちません。SMS(ショートメッセージ)を利用したフィッシング「スミッシング」も残念ながら減ることがなく、被害が発生しています。
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/1601307.html
出典:INTERNET Watch
<SMSを使ったフィッシング>
そもそも「スミッシング」とは何か? を、まずはおさらいしておきましょう。
巷でよく聞く「フィッシング詐欺」は、インターネットを利用する方から、不正に個人情報やクレジットカード情報などを抜き取り悪用することを指すもので、当初はメールを使い、受信したユーザーをだましていました。
スミッシングは、フィッシング詐欺の中でも「SMS」を悪用したものを指します。総務省が発表した「令和5年 情報通信白書」の「情報通信機器の世帯保有率の推移」によれば、90.1%の世帯がスマートフォンを保有しており、SMSはメールに比べて開封率(受信者がスルーせず、本文を開いてよむ確率)が高いことなどを逆手に取って、スミッシングが年々増えていると考えられます。
<通信販売での被害が広がっています>
スミッシング被害が増えている背景のひとつに、通信販売の流通量増加が挙げられます。下記グラフは公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)のまとめた通信販売売上高の推移で、2020年の新型コロナウイルス感染拡大に伴い、通信販売の流通額が大きく伸びました。以降、その勢いは増している状況で、2022年には12兆7100億円に達しました。
<スミッシングSMSを受信している人は半数以上!>
ここからは、2023年度のスミッシングのアンケート調査結果をもとに、スミッシングの現状をご紹介いたします。
この一年間(アンケート時に2022年12月~2023年11月の期間を、「この一年間」として質問しています)でスミッシングと考えられるSMSを受信したことが「ある」との回答は52.0%に上り、半数以上の方が受け取っていることが分かります。
また、スミッシングと考えられるSMSに記載されているURLをクリック(タップ)し、リンク先のサイトにアクセスした方は11.4%でした。
スミッシングと考えられるSMSが何を装っていたかをたずねた質問では、「宅配業者」が最多で66.6%、次いで「ECサイト」が49.0%という結果となり、スミッシングする側は通信販売の利用頻度が高まっていることを逆手に取っていることが伺えます。
スミッシングはコロナ以降に増加しているそうです。通信販売の増加が一因のようですね。
身に覚えのないSMSは開かず、URLを、安易にクリックするのは避けるべきです。場合によっては悪意あるサイトへの誘導や、スマホへ不正なアプリケーションをインストールされるなど、リスクの高い行動となってしまいます。
大手業者からのSMSと思っても、リンクからURLは開かず、ブラウザから開くなどの工夫は必要です。
被害に遭っている人は平均1万円以上!充分SMSには気を付けましょう。心配な場合は身近な人に相談することも大切です。
やっちゃダメ!と言われるとますます開きたくなってしまうものでしょうけど。
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