上半期/過去最悪のDDos攻撃、半数以上がボットネット
Atlas VPNチームより、DDos攻撃についての調査結果が発表されました。
レポートによると、世界でも過去最悪を記録する540万回にも及ぶDDos攻撃が観測され、さらにそのうちの半数以上の280万回が、ボット化した端末を利用した攻撃だったことがわかりました。
■アジアでは約120万回
上半期に最も影響を受けた攻撃や、ドイツのインターネットプロバイダーに向けられた攻撃でした。
北米やアジアは約130万件と120万件としていますが、北米を狙った攻撃の平均時間は40分に対し、アジアを狙った攻撃の平均時間は62分だそうです。
■ボットネットが攻撃力を強化
分散型サービス拒否攻撃とも言われています。
WEBサイトやサーバーに対して、過剰なアクセスやデータを送付するDoS攻撃を、複数のコンピューターから大量に行うことをDDos攻撃といいます。
DoS攻撃よりも莫大なデータを送り付けられるこの攻撃は、相手に対して過剰な負荷を簡単にかけることができる上に、犯人は身バレせずに済むことが多い厄介な手法です。
そもそも、この攻撃を仕掛けるには、踏み台にする複数のコンピューターが必要です。
ボットネットはマルウェアの一種で、DDos攻撃やスパムメールの送信などの命令をPC内に潜んで遠隔操作を行い、所有者に気づかれないように行うことができます。
もちろん1台で済むわけもなく、犯罪グループはボットネットをより多くの端末に広げるためにも、個人情報の奪取やスパムメールの送信などは、安易に想像できますよね。
どちらかというと「大企業じゃないから狙われない」と思っている人の方が多いのではないでしょうか?しかし、私たちが警鐘を鳴らしたいのは、踏み台にされる側の対策についてです。
踏み台にされないための対策はどれくらい行っているでしょうか?
今一度意識を高くもって、セキュリティを行っていきましょう^^