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アイドルの概念が変わった

アイドルの概念が変わった話


はじめに

たいっっっへん申し訳ないことを今から書きます。
最初に気分を害して帰らないでくださいね^^;

私はNEWSに出会うまで、「アイドル」って場の賑やかしだと思っていました。
そもそも未熟なままでデビューするので、応援されて徐々にプロへと変化していくと言うのはアイドルの本質。そこにアイドルとしての明るさが加わり、番組やイベントの場を盛り上げる存在、場を華やかにしてくれますよね。

歌や踊りは未熟でも、カメラが来たときにウィンクをしたりしてキメる。
それはもう可愛かったりカッコ良かったりして。
凄いなと思いつつ、それ以上でもそれ以下でもないというか。
アイドルソングは盛り上がるし、カラオケとかで最初に歌っておけば場が和む、だけどももう場が温まったらアーティストの歌だな〜なんて。
どうしても「盛り上がる」以外にアイドルの存在価値を見出せずにいました。

アイドルに対して分からないことだらけ

失礼は更に続きます。

まず、アイドルに熱狂的な人がよく分かりませんでした。
可愛いしカッコ良い、それは分かりますし、例えば握手会とかあれば握手してみたい、見てみたい!という気持ちはあります。

しかし、何枚も同じCDを買い「積む」気持ちまではさっぱり分からなかったんです。1枚あれば長く曲を聴けるのになぜ!?順位に響くんだろうけどそこまで??と。

そして同じコンサートに場所を変えて何度も行く人。
県外出張までして参戦する人。うーーん、分からない、同じ内容の公演を何度も見るの?と。
今なら分かりますよ、全部行きたい。だけど当時は分からなかったんですよね。。。

最大の謎は、特に「ジャニーズファン」の熱狂的な謎。
ライブチケット、グッズ販売、イベント参加どれをとってもハードルは高いし、ちょっとやそっとの気持ちでは参加できません。この難しさを飛び越えて時間と労力とお金を使う、、、謎。
びっくりするくらい凝ったペンライトやうちわ。
直接関係性が持てないのにそこまで応援する気持ちがわかりませんでした。
だって、リアルなイケメンにその時間と労力とお金を費やした方が彼氏になってもらえる確率は高いし。。。
一生自分のことを認知してもらえない可能性の方が遥かに高いのになぜ時間と労力とお金を使えるのか、わかりませんでしたね^^;

そう、普通のアーティストのファンと違うところはそこかも。
普通のアーティストにならそこまでお金も時間も使わない。

知り合いにジャニファンは数人いましたが、どこか浮世離れしてる感じもして近づき難く、中々なぜファンをしているのかまで聞けなかったのも、この疑問をずっと持っていた要因です。


アイドルの概念が変わった瞬間

そんな私が、なぜアイドルにドハマりしてしまったのか。

それは、不覚にもアイドルに励まされてしまったからです!

そう、NEWSの増田貴久さんに。

励まされて、もっとこの人の事を知りたいと色々見たり調べたりしていたらとんでもない事実が出てきた、と。

しかし、もはやアイドル業を20年以上続けられているので、一般的なアイドルと同じ括りではないでしょうけど。未だに若いアイドルやその他アイドルに対しては特に応援する気持ちは湧いていいません。

増田さんは「俺がアイドルだ」と言ってます。
他のその他大勢アイドルと一緒にされては困る、と。
確かにその通りなんですよ。
その他大勢と一緒ではない。

歌も踊りも見た目も一級品。
ライブ構成も衣装も一級品。
バラエティでの立ち回りも一級品。
アーティスト兼クリエイター兼プロパリピです。

そんじょそこらのアイドルにはできません。



え!?これをやり遂げているのがアイドルなの?と思ったいくつかを紹介します。
ちょっと、さも知っているかのような書きっぷりですみません。
ファン歴が進むともう少し詳しい書き方になるかと思いますが、今はこれで^^;

<歌>
アイドルが踊りながら歌いますが、それがどれだけ大変か。
まず、ブレずに歌える事がそもそも凄い。
人に聴ける歌を歌えるアイドルはほんの一握りです。その中の1人。
その上、歌に感情を乗せて歌う事ができ、それがもう一握り中の一握りです。
そして声質がとても良く、癒しの歌声。その正反対でがなってラップも歌える。
おそらく幅で言うとジャニーズ史上1番の歌い手です
口パクで歌う人も多い中、NEWSのライブでは生バンドを従えています。なんなら生オーケストラも出てきた。。。
「音源では物足りない」とよくファンが言っていますが、CD音源で終わらないのがNEWSの凄いところで、生歌があまりにも心に響くため、CD音源は物足りない、「NEWSの歌を浴びたい」このように表現しています。

<踊り>
もう10代の内に東山紀之さんのバックで踊るなど、完成はされている位の踊り手でしたが、それ以降色んな表現が身につき、軽く体を揺らしているだけでもとても艶っぽくその場の雰囲気を作ってしまう程の踊り手です。「踊る」って本来そういうものなのか、増田さんの表現から目が離せません。
詳細な技術的な面を言うと上手い人は他もいるのでしょうが、踊りで魅了すると言う点で言うと、いくら技術が高くてもその場の雰囲気を変えてしまえるような人には勝てません。ダンスでの華は相当なものです。

<ライブ構成と衣装>
NEWSのライブは何回見ても飽きません。飽きないように見せ所をきちんと計算されて作っています。演出でも光と影・炎・水・高低差・他小道具、細部にまで気を使っています。
衣装も完全に増田さんオリジナルでメンバー3人にそれぞれ合うように作っていて、最先端の流行を取り入れたり美術品をモチーフにしたりとかなり考えられています。自分たちの踊りと合わせているので、この曲のこの場面で衣装が映える、と毎回感動させられています。
本人たちより演出や衣装が派手なのがアイドルかなぁと思っていましたが、NEWSメンバーは演出がバックで自分たちが輝いています。これは中々の貫禄です。

<バラエティ>
普段テレビを見ている方はよく増田さんを見かけると思いますが、チャーミングに場を荒らし!?(笑)和ませ、可愛い食リポに旅ロケ、THEアイドルという感じで番組に華を添えています。もうアラサーなのに見た目もかっこいいです。
増田さん、よくお滑りになると言われていますけど、周りの芸人さんたちがとてもよく拾ってレシーブしています。それでも周りから愛されているのは本人のアイドル力のなせる技なんだなと本当に尊敬します。



これが「アイドル」の仕事だとすれば、もはや誰がアイドルになれるんでしょうか?俳優ですらピンキリなので、アイドル括りにするならば大御所アイドル?プロアイドル?クオリティ高すぎです。

もちろん増田さんだけではなく他の2人メンバーもそれはもう素敵なアイドルなので増田さん同様尊敬しています。

もう1人の加藤さんはアイドルと直木賞受賞候補の作家を両立させています(しかもそれだけではないサブカル男子)。
小山さんはアイドルとキャスター。MCなどの喋りがとても上手で、場を盛り上げるのが得意。

これだけの経歴の3人が、こんな歌を歌って励ましてくれます。
GReeeeNさん作詞作曲の歌です。

このパフォーマンスにそっとグッと背中を押されました。

あぁ、アイドルって、こんなに素敵な職業だったのか。
自分も応援され、ファンに力を与える、その相互のやり取りの空間がこんなに幸せな場だったのか。
これは、、、熱狂的になるわ、と納得させられました。

CDやDVDやグッズや本、幾つも買いますよね、そりゃ。
見る用、保存用、布教用、分かりますよ、今なら分かります。

彼らの歌声、浴びたいですもん、パフォーマンスもMCも毎回違うんだから、そりゃ毎公演行きたいよね。当たったら全部行くわ。
自分のお小遣い全投資ですよね。

彼らと共に歩む時間は、何ものにも変え難い多幸感に溢れた時間ですね。
これがファンか。これがオタクか。
今まで分かってなかったなぁ、アイドルの素晴らしさ。

とはいえ、NEWS以外にハマってない自分を見ると、アイドルにハマったわけではないのかもしれないけど、アイドルがこんなに人に多幸感を与える存在だと分からなかったので、一つ勉強になりました。

最近、そんな新規のNEWSファン(ジャニオタではない一般層)も多く見かけるので、彼らがアイドルの概念を覆しているオセロ活動をしている事がこれまた凄い事だなぁと感じています。
他の職業でも既存の概念を覆せるって本当に簡単にできることではないし。


最後に、NEWSというアイドルが他のアイドルと「ここが違う」という点をもう一つ紹介。
アイドルの概念を覆しているところ、というよりかはアイドルを超えた新ジャンルなところ。



NEWSという新ジャンルのアイドル

一言で言うと、一昔前、J-POP市場に宇多田ヒカルが入ってきた時と同じ感覚です。言わば黒船来航です。

とにかく最先端感、そしておしゃれ。
洗練されている。
多分3歩位先を行っている近未来アイドル(新ジャンル)。

NEWSのプロデューサーの方々がグローバルに活躍されているのもあるかもしれないけど、ある意味THE日本感がない。確かに「日本ぽさ」は存在するんだけど、どこにも属してないようなイメージを楽曲から受ける。

一番分かりやすいもので言えば、ライブ「EPCOTIA」の「AVALON」
(映像出したいんですけど、ライブ映像出せないのでごめんなさい。)

「桜」がこんなにも桜ぽくない歌、桜がこんな風におしゃれにアレンジされるんだと驚愕だった一曲。
ライブの演出でも桜の花びらが舞ってたから、桜は表現したかったんだろうけど、AVALONは楽園の意味(で合ってるのか?)もあるんだろうから、幻想的な楽園を表現したような。。。
増田さんのフリーダンスが幻想的だったと大変好評だったので更に浮世離れ感ある歌になってるんだけど、色気はあるのに欲がない、そんな一曲。

洗練されたおしゃれって、一周回って欲が無い。

宇多田ヒカルからも、「私は私の歌いたい世界観を歌ってるだけ」と言う売れたい欲のない歌で、尚且つ洗練されたおしゃれ感だったけど、それと似たものを感じる。

うーん、専門ではないので詳しくは分からないのですが、いちファンが聴いた感想はこんな感じで。

EPCOTIAのライブ自体が宇宙をテーマにしたライブだったので、楽曲も自然と浮世離れ感あるものだったのかもしれないけど、それにしてもこのただならない感じはなんだ??本当にイチアイドルが表現可能な世界なのか?と今でも謎を探っています。

もうひとつ、驚いたのが、メンバー紹介の歌。「NEWSKOOL」

ジャニ系だとよくありますよね、メンバー紹介の歌。
少しずつメンバーの特徴を違う人が歌っていくライブで盛り上がる歌なのですが、これまたNEWSはこんな表現をしてきました。

「直接的に言わない」

メンバー紹介なのに(笑

読み解いてくれ、君が。的なのがNEWSには多々あるような(笑
これはファンも鍛われますね。

作ったの誰だ〜〜〜こんな天才な曲作ったの誰だ〜〜〜〜って唸りました。

でも、ここがNEWSのいいところであり、おしゃれなところだなぁと惚れ惚れ。
これ、まだメンバー4人とも20代ですよね。
まだ色気とかではなく元気に歌ってる頃だと思うのですが、それでも洗練されてる。

結局のところ、バラエティ感と弟感と可愛さが全面に出過ぎてるからあまり分かりづらいですけど、NEWS全員「手が届きそうで全然届かない近未来のシティボーイ」なんですよね。シティボーイ、都会的。熱く歌ってるんだけど泥臭くなく、綺麗。

EPCOTIAの宇宙服きた時に、「あれ?こんなに宇宙服着こなせる?」「あれ?こんなにロケット似合う?宇宙船内で遊んでるの似合う?」って思ったんですが、まぁアイドルだしな、着こなすか。。。いや、違う、彼らのイメージがもはや地球人ではないんだ、って気づいたんですよね。要するに浮世離れしてるシティボーイ。人間の欲の中では生きていない(何に対しても余裕があるというか)、だからこそ美しさや芸をまっさらな気持ちで追求できる存在というか。

泥臭い表現をすることもありますが、基本彼らは御伽話の王宮の住人(あれ?やっぱりチュムチュムに還る?笑)のような雰囲気を持っています。
雰囲気だけじゃなく、段違いに色んなセンスや能力も持っていますが・・・

宇多田ヒカルさんもそうですね。

うーん、この表現伝わるかどうか、、、違うものでも例えられそうだけど、今回はこれで。あぁ、これはもっとじっくり語りたい。

これがアイドルならば、アイドルは大好きだ。
しかし、アイドルみんなこの表現ができるわけじゃないから、やっぱりNEWSのみのファンだ。

これが私の答えですが、所属はアイドル事務所なので、大いに他のアイドルの概念も覆りました。これからは、アイドルで流すのではなく、どんなアイドルなのかということを見ていきたいかなと思っています。

何はともあれ、アイドルという職業がこんなにも人の心を動かし支え応援する存在なんだという事が分かって、自分の中の価値観が変わって楽しかったです。

ありがとう、NEWS


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