ラグビーのレベルを上げると言う事
わりと評判が良かったから具体的にまとめとこうと思います。次くらいから批判来そうな内容もあるから有料にしようかな?(笑)まあそれは後に考えることにしてカテゴリーが上がるにつれてラグビーのなにが変わるか?どんなプレーが通用しやすいか?必要となる能力は?と言った事を
#ラグビーを止めるな2020
を見てて思った事を中心に書いて行きたいなと思います。
基礎プレーのレベル
よく『基礎プレーのレベルが高い』なんて言いますけどなんの話をしてるか具体的なことは出てきませんね。個人のプレーとしてキャッチがうまい!等と言うのはもちろんあります。ただこれって個人能力が高いだけな部分もあって本当に基礎レベルが高いのかどうかなんてわかりにくかったりしますよね。これは実際チームの問題ですね。強い弱いにも直結しますが単純に
チームとしてしっかりとした基準があり、しっかり守れていて反応出来る選手が多い事。
そこにラグビーとしての原則、原理なんてものが絡んできますがそれが出来てるチームでしっかり守れてる選手が高い基礎プレーを持つ選手と言う事になるんじゃないかな?と思います。その中で動画を見てて気になったプレーをいくつか上げていきたいと思います。
①キャッチング
これは最近各所で言われていることで俺もよく大事なんて言ってますが基本的に捕り方は多少人それぞれな部分はあります。個人の感覚もあるので。しかし統一する、出来るようにはなっておく必要があるだろう最も基礎的な事を当たり前の事ですが確認の為に書いておきます。
まず手を三角形にして!なんて言われますがここは個人の感覚の問題なのですが(俺は三角形に近くしますがちょっと親指を自分の身体の方に向けるので綺麗な形にはならないです。)手首を立てることは統一するべきだろうなと思います。簡単に言えば指が上を向いた状態ですね。下を向いてる選手あまりに多い印象です。基本的に下に向けてしまうと手首が動きにくい状態になってしまいます。それでは次に書くプレーがやりにくくなる可能性が高くなります。
それはストレートラン&キャッチングなんて言われるプレーですね。実際少しインサイドラン気味にボールにぶつかりに行くようなイメージをしてください。体の面を真っ正面に向けてしまうと相手との距離も取れないし、真っすぐにタックルできる一番狙いやすい体勢になってしまいます。実際ランの上手い選手でもそれがフェイントのようになってる場面もありますが、手首が下向いてボールが来るのを待ってボディキャッチ、体勢をたてなおしてからよっこいせと言った感じでランプレーを始める光景なんかも目にしますね。
これなら個人プレーの話の様に感じるかもしれませんが違います。次の項目でもう少し伝わるかもしれませんが、このキャッチが統一されることで次の選択肢が増えたり明確になる場合が多いです。他の選手の能力も最大限引き出し自分のアイデアも最大に表現するためにはチームでこれらが統一されてることが重要になるでしょう。オールブラックスなんかも集まってすぐに素晴らしいプレーが出来るのはこの統一がしっかりされてるからだと思います。なかなか1フェイズで3つのパスが繋がるプレーが少ないのでそのプレーをするためにはチームでここを統一することが必要かなと思います。
②タックル
コンタクトした後に強いなといった選手は非常に多いですし、1VS1で上手いなと感じることは非常に多いです。がそれがディフェンスに繋がってるかと言うと非常に微妙だなと感じます。相手の追い込み方の統一がなされてない為に相手のアタッカーが一人強いだけで崩壊するシーンが良く見られます。強ければダブルタックルでしっかり仕留めなといけないのに味方の動きが決まってないので連動できず結果1VS1の連続になってしまい、簡単にゲインを許してしまってるシーンも多いですね。
細かい技術も書きたいんですが文章だけで伝えるのは難しいので映像化で簡単に説明したものだけ置いときます。これだけではないですが細かい部分の方法とかを知りたければまた言っていただけたら考えます。
この方法のような形でタックルを連続し強いプレーヤー相手にはセカンドタックラーがしっかり仕留めにいく。またここにも方法がありますがコンタクトを文章で出すのは難しいので機会があればお伝えしていきたいと思います。俺自身ディフェンスが得意ではないのもありますのでうちのチームはこんなことやってるよ!!ってのもあれば教えてください。
③ラック
これもチームで統一されておらずリズムよくボールをリサイクル出来てるチームが少ないです。リサイクルベースと言う言葉があるように素早くボールを出すことは現代ラグビーにおいてはまさに基礎と言えるかもしれません。
まずタックルの受け方が先ほどのキャッチで書いたように体の真正面で受けてしまってるようにも見られます。これだとボディコントロールは効かなくなるのでスムーズにボールはでにくくなるでしょう。動画であげたウィークサイドショルダーを狙う等しっかり工夫しましょう。コンタクトする肩をサポートプレーヤーによって決めることも非常に重要です。
次に倒れ方ですが、最悪なのが身体が相手陣側に向くことは当然ですが、それ以上に気を付けて欲しいのは、簡単に仰向けになること。最近は倒れ方のテクニックにも様々存在していますが相手にお腹を見せると言う事は降服を意味することにもなりますし、身体のコントロールがしにくい、人が乗ってくる危険性、次のプレーへの参加が遅れるといったこともあります。これに関してはほぼ怒ることのなかった日本代表の元監督に唯一と言っていいくらい本気で注意されました。非常に気になったので気をつけて欲しいなと思います。そしてしっかり遠くにボールをリリースすることが基本になると思います。これも最近様々なテクニックはありますがまずはしっかり遠くに離すのが基本。まず出来ないと他のプレーも出来ません。テンポを上げるためにクリーンにボールを出すには出来るだけ味方の近くにリリースすることが基本になるでしょう。
サポートプレーヤーですが入る条件が決まってないチームが多いですね。選手同士の距離感問題なんかも含めてになるのでここで一概に言うのは難しい部分がありますがユニット以外の選手が特に反応して無駄に入ってしまうシーンもよく見かけます。ハーフの位置やコミュニケーションが適切ではない場合も見受けられもうワンテンポ速くラックの近くにポジション取りをしたりボールに触ってしまってもいいかもなと言うシーンも見受けられますが。最初はシークエンス的にしっかり確認しながらでもいいのでどういった狙いでどの順番で入るのかチームで確認することも必要かもしれません。そしてなによりスイープに入った選手はしっかりボールの上を越えていきましょう。これが出来てなく相手の3番目のプレーヤーに簡単にカウンターラックを仕掛けられてるような場面をよく見かけます。まずはボールを守ることを優先してください。タッチフットのスイープありの意識なんかからやると変わってくると思います。
もうちょっと別の内容も書こうか迷いましたが3つだけで意外と長くなってしまったので今回はこれくらいにしときたいと思います。もっとこんな話を書いて欲しいといったリクエスト等あればお待ちしています。
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