ASUSTOR NAS基本機能ついて
前の投稿でも書きましたが、あまりASUSTORのNASの情報が少ないので、
メモとして書いてみました。
今回は、システム部門がいないSOHOや中小企業向けの、デスクトップ型(サーバー用のラックなどのいらない)のNAS、 ASUSTR AS-6510Tの機能について書いていきます。
なお、ファイルサーバーの基本的な利用しかしていませんので、メディアサーバーやWebサーバーなどについてはメーカーのホームページを参照してください。
NASで利用できる容量とRAIDタイプ
基本情報として、ASUSTORの最新機種は
1スロットあたり22TBのHDDまで対応しているので、
(メーカーによって扱えるHDDの最大容量が違うので確認が必要です)
22TBのHDDを使った場合、総容量は下記のような感じにります。
なお、クリエーター向けなどでSSDが装着できますが、今回は用途がいなので省きます。
ホットスワップ
このNASは、故障したHDDのスロットを電源を入れたまま、利用したまま取り出し、新しいHDDを装着が可能なホットスワップ機能が利用できます。
RAID5と6 どちらを選ぶか
ここでRAID5とRAID6の違いを。
RAID5では、同時に故障しても利用が可能なHDDの数は1台だけ、2台が同時に壊れると、RAIDが利用できなくなります。データもなくなります。
また、容量を増やすときなど、HDDを交換するときに引き抜けるHDDスロットは1つだけという制限があります。
RAID6では、同時に2台まで故障しても使いつづけることができます。
また容量を増やすときなど、引き抜けるHDDのスロットは2つになります。
用途・WIndowsのバックアップ
WindowsPCのバックアップに利用していました。
WIndowsでNASを外部ドライブとして認識させて、スケジュールバックアップを実行させていました。
最近Macを使っていないので、最新OSでは試していませんが、WindowsPC同様にバックアップが可能なはずです。
スリープ機能、電気代の目安とUPS
デスクトップ型なので、ラックマウント型と違いスリープ機能があり、電気代の節約ができます。一定時間利用していないとHDDのアクセスがシャットダウンされスリープモードに移行します。
また、接続されているPCからのWake on WAN機能で、NASは通常モードに自動的に移行します。1分はかからずファイルにアクセスできるようになると思います。
利用中 78W
スリープ中 41W
今、UPSが故障中で買い替え待ちなので自動シャットダウン機能があります。国内だとAPCがメジャーですが、オムロン/OMRONも1つサポートしているようです。
ネットワーク・外部からのアクセス
10Gbと2.5GbのLANポートを2つずつ持っています。
1つのPCでNAS上の動画データの編集をしながら、別のPCでNAS上の3Dデータの編集をしたりなど、速度的に問題はなさそうです。
どちらかというと、フルに機能を使うためには、オフィス内のネットワーク環境の見直しが必要かもしれません。
ルーターの設定は必要ですが、外部からNASへの接続を設定することも可能です。(試してましたが使っていません)
騒音と設置場所
まあまあうるさいです。
仕事をしている机の上に置いて利用するとイライラします(笑)。
まず、ハードディスクがガチャガチャしている音がHDDの台数分、ほぼ遮蔽なしの音が聞こえます。それ以外にPCと同様に冷却ファンの音が聞こえます。
設置場所のおすすめは、誰も使っていない机か、棚の中など1m離れていれば気にならなくなりそうです。
ただし、ホコリと温度は天敵なので、床の上とか、密閉した棚の中は絶対ダメです。
今は机からはちょっと離れたプリンタと並べて使っています。
今回は、購入を検討するときに一番最初に必要な情報を書いてみました。
そういえば、先日
「ASUSTORですか、珍しい(お客さん)ですね」と言われました。
秋葉原のまあまあ専門のショップだったんですけどね。
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