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気候危機への後ろめたさを感じることなく働ける人を増やすため、「bility(ビリティ)」を立ち上げました。

NEWPEACEは、これまでもジェンダーや地方創生、コミュニティなど解決すべき「21世紀のアジェンダ」に向き合ってきましたが、新たに気候変動領域にチャレンジすることにしました。

今回は、どうしてNEWPEACEが気候危機領域に取り組んでいくのか?これから何をしていくのか?についてお伝えさせてください。

なぜ「クライメートアクション」に向き合うのか?

SDGsやESG投資の流れも手伝って、社会課題に対する取り組みの必要性を認識する企業も増えてきました。企業主体の活動が増えることは喜ばしいですが、IPCCレポ―トでは「現各国の最新の温室効果ガス削減目標を全て実現出来たとしても、1.5℃目標達成は困難」だと言われています。

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では、この課題にどう立ち向かうことができるのか?

「人口の3.5%がプロテストに参画すれば大きな社会変革が起こる」という3.5%の法則でも言われているように、一個人の力は小さくても、自身の所属するコミュニティの中で人を巻き込みながらアクションを起こせば、気候危機に向き合う人をどんどん増やすことができるのではないか。そのように仮説を立て、気候危機に関心を持つ人たちを集めたDiscordコミュニティをつくり、約半年、運営してみました。

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(様々な会話が飛び交う、Discordコミュニティの様子)

「気候危機を解決したい」を仕事で実現していくことの難しさ

「気候危機を解決したい!」という強い思いを持った方々と繋がることができ、対話を通じて解決への道のりを共に考えてきました。しかし、就活を控える学生や実際に企業で働く社会人など、様々なコミュニティメンバーとの対話の中で聞こえてきたのは、「自分が企業で働くことで、気候危機を加速させてしまうかもしれない」という不安の声でした。

・問題解決どころか加速させている企業で働くことに罪悪感を感じてしまう
・私生活を変えられても、企業活動の変革はできず、もどかしい
・働くことに精一杯で、気候危機に対するアクションをする余裕がない
・環境問題を解決する仕事に就きたいけど、選択肢がかなり限られている

せっかく「気候危機を止めたい!」という尊い信念があっても、生活の大部分を占める「仕事」には反映できず、社会変革に繋がらない・・・地道にお話を聞いていく中で、このような信念と実態のギャップが存在していたことに気づかされました。

気候危機の解決を目指す人々が増え、後ろめたさを抱えることなく、仕事を通じて気候危機へのアクションを実現できる世の中をつくりたい。

一見解決不可能に見える気候危機の問題に一緒に立ち向かっていきたいと「bility(ビリティ)」を立ち上げることを決めました。これから気候危機に強い思いのある人たちに寄り添い、キャリアの中で感じる後ろめたさをなくすため、活動していきます。

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bilityは、なにをやるのか?

第一歩は、自社から。グリーンな労働環境を実現します。
まずは、自分たちから変えていく。

NEWPEACEは「価値観を仕事にする」というミッションを掲げて、多様性の推進やウェルビーイングをはじめとするソーシャルイシューに取り組んできました。そのため、メンバーの社会課題に対する関心は高く、よりよい社会を描く意志を持つ人も多いです。

気候危機に関しては、トイレットペーパーを環境負荷の低いBamboo Rollへの変更や、オフィス移転時に新品購入を極力控えるなど小さな取り組みを重ねてきました。しかし、まだまだやり切れていない取り組みがたくさんあります。

まずは自分たちに今できることから、着実に変えていきたい。日々の仕事を通じて気候危機への意識を高めていくために、自社のグリーンな労働環境の実現をbilityの初プロジェクトとすることにしました。

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(NEWPEACEの新オフィス。目黒にあります)

具体的な施策とそのプロセスの公開
まずは、以下の6項目を推進していきます。

①2023年までに、再エネ100%の実現
②省エネを進め、消費電力を削減する
③オフィス備品のグリーン購入をする
④ゼロウェイストを目指し、廃棄物のリユース・リサイクルを進める
⑤出張など移動に関わるCO2排出量のネットゼロ
⑥意識向上のため、社内向け勉強会の開催

これら6項目のプロセスをNewsletterにて公開していきます。
多くの企業が目標を発表している中、その途中経過や結果報告は不透明なことが往々にしてあります。NEWPEACEのようなベンチャー企業が出せるインパクトは小さいかもしれないけれど、現状報告はもちろん、困難だったことやできなかったことも赤裸々にオープンにしていくことで、少しでも誰かの一歩につながるように活動したいと考えています。

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世界中の気候危機へのアクション事例紹介などを含め、週1回配信中です。

また、オフィスのグリーン化を検討している方は、一緒に悩み、考えていきたいのでぜひお気軽にお声がけ下さい!
newsletter@bility.jp

これからの展望

一人ひとりの意識が高まることで、大きなビジネスのあり方も変わっていくはず。グリーンなオフィス環境の整備をしていくプロジェクトと同時に、bilityは同じような課題感を抱える人たちと共に考え、行動していくために、以下のことにも取り組んでいきます。

▼学生向け
①気候危機領域で仕事を探す就活生におすすめしたい、「bility推し企業リスト」の公開
bilityの学生メンバーが「本気で就職したい!」と思えた企業をリスト化したものを公開します。環境価値創出と事業拡大のトレードオンを可能にしている企業や、気候危機に対する強い思いをもつ社員が所属している企業などを厳選したリストです。


②気候危機領域で仕事をする社会人のディスカッションイベントの実施
前述した「bility推し企業リスト」に掲載した企業などで実際に働いている社会人と一緒に「毎日の仕事の中でクライメイトアクションをすること」について考えるイベントを5月半ばを目途に実施します!ロールモデルとなる社会人から話を聞くことで、自分が納得のいくキャリア選択について考える機会を提供します。


▼社会人向け
グリーンなオフィスを考えるディスカッションイベントの開催
NEWPEACEの新オフィスにて、労働環境の整備をしていくことの難しさや効果について語ります。様々なゲストをお呼びし、自社も環境へ配慮したオフィスにしていきたいと密かに思っている方や、サステナビリティ施策の1つとしてオフィスの整備を検討している方々と共に、ボトムアップの施策の意義を考えます。

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(文責:bilityメンバー 羽賀瑛優咲)

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