リモートワークにおける ニューカマーケア成功のポイントとは? 必要なのは「会話」すること
リモートワーク中心の働き方へ変化してから2度目の春。新入社員や異動してくるニューカマーがやってくる季節ですが、昨年は緊急事態宣言最中での受け入れとなり、ニューカマーケアまで十分に手が回らないチームも多かったのではないでしょうか。
新しい働き方に慣れてきた今年は、迎え入れの工夫ができるかもしれません。
私たちNeWorkチームは、プロジェクトの発足以降、リモートワーク環境で多くのニューカマーを迎え入れています。特に開発チームは、スピード開発をしながらのチーム拡大となり、ニューカマーのオンボーディングをスムーズにして即戦力となってもらえるよう、さまざまな工夫をしてきました。
皆さまへ共有できるようなニューカマーケアのヒントを探るべく、受け入れ側・NeWork開発チームの河野、昨年12月に同チームへ加入したニューカマーの澤田、山本に当時の話を聞いてみました。
リモートワークの孤独感をなくす
河野:ニューカマーのオンボーディングについて考え直したきっかけは、昨年12月に2人を迎え入れたことでした。
チームが大きくなるにつれて、なんとなくできていたメンバー同士のコミュニケーションがうまく回らなくなっていました。ちょうどそのタイミングでメンバー加入が決まり、できるだけ早くチームへ順応できるよう、働きやすい環境をつくる必要性を感じました。
まずは、新しいメンバーが相談しやすい場所をつくるために、毎日朝会後にNeWorkにつくった会議室(以降ルーム)の「もくもく部屋」へチームみんなで集合することを決めました。
※もくもく:複数人で同じ場所に集まり、黙々と各自の作業をする会の通称
▽「もくもく部屋」集合
山本:特に話題がなくても集まって各人が自分の作業をもくもく進めているのですが、作業中にふと気になったこと、わからないことをすぐに聞くことができて、誰に何を聞けば良いのかわからない時はとても助かりました。
澤田:行けば必ず誰かがいて、気軽に相談できる場所が用意されていたことで、安心して働くことができました。
河野:もくもく部屋への集合は、あえて厳格なルールにしていません。例えば、「9時~17時で入らないといけない」などのルールはなく、「今日はなんとなく参加したくない」もOKです。拘束したり強制したりすることなく、自由参加にすることでストレスなく集まりやすくしています。
山本:実際に、普段はルームに参加せず、用がある時だけ入ってくるスタンスの人もいますよね。作業しやすい環境は人によって違うと思いますし、開発のやる気を削がないためにも各人の思いを尊重する使い方が私たちのチームには合っていると思います。
澤田:あとは、もくもく部屋で毎日チームメンバーの様子が見えることで、リモートワークの孤独感がなくなりました。以前は、自分で会議設定をしないと誰とも話すタイミングがなく、寂しさを感じる場面が多々ありました。今は、NeWorkにログインすればみんなに会えるので、オフィスで例えるならば所属しているチームのデスクにいるような、自分の居場所だという感覚です。
チームの情報を効率的にキャッチアップ
河野:その場所の使い方が明確にわかるルーム名をつけることもNeWorkでのルールにしています。急に会議に呼ばれた時に何についての話題かすぐにわかりますし、自分に関係する業務名のルームで会議が行われていたら飛び入り参加もでき、業務の理解を促す助けになるかもしれません。
山本:チームの雰囲気やメンバーの関係性がわからなかった当初、いろんな会議に聞き耳参加をしていました。自分の業務に関係がありそうなルーム名がついた場所に人が集まっている時に飛び入りで会議に参加していましたが、ルームの名前や参加者アイコンを見ればある程度内容の推測ができるので参加がしやすかったです。会議や雑談をたくさん聞くことで、業務やチームメンバーの情報を効率的にキャッチアップすることができ、短期間でチームに馴染めた気がします。
澤田:ルーム名がわかりやすいと、会議の場所に迷わないことも良かったです。会議URLを探したり、開催場所を間違えたりする心配がなく、新しい環境に慣れていなくてもわかりやすいと感じました。
ニューカマーケアで大切なのは「会話」
河野:上記のようにNeWorkを活用する前は、チャットツールで頻繁にコミュニケーションをとっていました。メンバーが増えるにつれて、伝達齟齬が起きたり、うまく気持ちが伝えられず悩んだりして、テキストコミュニケーションの非効率な部分が目立ってきました。それが、NeWorkで直接会話する場面を増やすことでコミュニケーションが効率的になりました。
山本:たしかに、新しくチームに入った身としては、まだメンバーとの関係構築が十分ではない状態でのテキストコミュニケーションは、「この書き方だと失礼かな」「この言い回しだと伝わらないかも」など、悩んでしまい、本来の目的とは違うところに時間を使ってしまいます。
澤田:NeWorkに常時ログインしていれば、すぐに会話ができるので解決も早いですし、余計なことを考えなくて済むので、ストレスなく業務に集中できています。
山本:チームに加わってすぐにオンラインでチームビルディング目的の懇親会が開催されたのですが、それも良かったです。
澤田:メンバーとの距離がグッと縮まりましたよね!その人ならではのパーソナリティーや、趣味など、普段の業務では知ることができない一面を知ることができました。
河野:直接話すことで人となりを知ることができ、業務もしやすくなりますよね。やはり、既存メンバーと会話する時間をできるだけ多くつくることが、ニューカマーが働きやすくなる上でとても大切ですね。
澤田:リモートワークだからできる、会話時間を増やす工夫はたくさんあると思います。例えば、毎日組織横断で朝会をしたり、もくもく部屋のように長時間同じ場所で一緒に作業したりするのはリアルだと難しいですが、オンラインなら比較的簡単にできます。
河野:リモートとリアルのハイブリッドな時代。直接会わなくても、NeWorkで円滑なコミュニケーションをとることで、ニューカマーは安心して働くことができますね。
さあ、一緒に新しい働き方へ。
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NeWork note 編集チーム:中見麻里奈、原田結衣
Special Thanks :若尾真実(KESIKI)、九法崇雄(KESIKI)、石川俊祐(KESIKI)、大貫冬斗(KESIKI)
クリエイティブ :宇都宮里梨子、武田透摩、田中亮
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