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E.V.2023 曲紹介 クロアチア
アーティスト名:Let 3
曲名:Mama ŠČ!
クロアチア…ユーロビジョンでは印象が薄い存在です。
Semi-finalで敗退することも多く、あまりユーロビジョンには力を入れていないんじゃないかと勘繰ってしまったりしますが…。
しかしながら1993年の初出場依頼、ほぼ毎年ユーロビジョンに参加している不屈の闘志は評価したいと思います。
今回の代表アーティストLet 3は1987年結成の老舗ロックバンドです。
ざっと来歴を確認したのですが…すごいですね。
クロアチアのパンクシーンの寵児とでもいうべき存在というか…。
冷戦下の東欧で発足。
過激なステージパフォーマンスがしばしば問題になるが、その後も反骨精神を衰えさせることなく現代まで活動を続けています。
まさにクロアチアパンクシーンの生きる伝説と言えますが…。
先鋭化しすぎて、パンクバンドというよりはコミックバンドと化しているように見えます…。
彼らが今大会で披露するMama ŠČ!も反骨精神溢れる…というかむしろ反骨精神だけで作られている一曲です。
阿呆です。
下品です。
言いたいこと言ってます。
まさにパンク。
素晴らしい。
残念ながら彼らの曲がユーロビジョンで受け入れられるのは、正直難しいと思いますが…彼らの存在自体が大会に対するアンチテーゼだとすれば、出場している時点で既に意義のあることかもしれません。
日本でいうと…ピエール瀧がピンで紅白に出場!…というくらいのインパクトはあると思います。
クロアチアの投入した最終兵器が、2023年のユーロビジョンに旋風を巻き起こすことを…心ひそやかに願っております。