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E.V.2023 曲紹介 スウェーデン
アーティスト名:Loreen
曲名:Tattoo
スウェーデンはユーロビジョン最強クラスの実力の持ち主です。
過去6度の優勝はアイルランドに次ぐ2位の記録。
しかも近年低迷が続くアイルランドに比べ、スウェーデンは安定した順位を現在まで保ち続けています。
これまでGrand Finalに進めなかったのは2010年大会のみ。
驚異的な記録と言わざるを得ません。
スウェーデン出身の優勝者で最も成功した歌手と言えば、やはりABBAをおいて他にはいないと思います。
ABBAの存在はユーロビジョンの至宝と言っても過言ではないと思います。
Dancing Queenは結婚式の鉄板BGMとして日本でも抜群の知名度を誇っていますね。
恥ずかしながら僕の結婚式でも使いました。cobaのカバーのやつですが。
そんなスウェーデンが今年のユーロビジョンに送り込むのは、かつて圧倒的実力で2012年のユーロビジョンを制したLoreen。
ベルベル人の血を引く彼女は、その独特の風貌と高い表現力で抜群のステージパフォーマンスを魅せるポップシンガーです。
今年で39歳となる彼女ですが、彼女の独特の魅力は健在です。
ユーロビジョンに再び舞い戻った彼女が歌うTattooは今の世を批判し忌避しようとする歌詞が印象的なポップバラード。
往年の激しい動きとは様変わりした、動きを制限したやや鬱屈したダンスパフォーマンスは、歌詞の世界観そのものと言えます。
彼女のパフォーマンスに共感を覚える人も多いのではないでしょうか。
世相とは言え…今年のユーロビジョンは今の世の中を否定的に捉える曲が多いようです。
国や立場は違えど、時代にNOと言わざるを得ないこの世界…ユーロビジョンを通して、視聴者は何を思うのか…。
刮目したいと思います。