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E.V.2023 曲紹介 セルビア
アーティスト名:Luke Black
曲名:Samo Mi Se Spava
セルビアは、かつてユーゴスラビアに属していた時代からユーロビジョンに参加しており、ユーゴスラビア解体後のセルビア・モンテネグロ時代も変わらず参加を続けた古株です。
その後、セルビアは分離独立するのですが…独立後の初参加となる2007年大会で、セルビアは優勝を勝ち取っています。
ユーロビジョンの初参加で優勝を収めたのは1956年大会のスイスに次いで2度目の快挙となります。
※ユーゴスラビア時代はノーカウントで…
その後も堅調な成績を残し続け、ユーロビジョン界に独自の存在感を放ち続けています。
2022年大会のIn Corpore Sanoは自国のコロナ対策を皮肉った一曲。
審査員の評価は散々でしたが、一般視聴者の投票により一気に5位に浮上したのには驚きました。
欧州、病んでるな…と率直に思った次第。
今年の代表アーティストLuke Blackも、どことなく病んだ雰囲気を持つ青年です。
主にテクノ系の音を武器に独自の世界観を展開する、セルビアの気鋭のアーティストとして知られています。
音楽活動の他にデザイナーとしてもキャリアを積みつつ、ロンドンを拠点に地道に活動を続けています。
今回彼がユーロビジョンで披露するのは、Samo Mi Se Spava。
世の中を拒絶する歌詞がなかなか辛辣なデジタルポップです。
あまりにも直接的すぎる歌詞に眉を顰める方も多いと思いますが
「今の世の中に好きで生まれたわけじゃない」
というメッセージは、世の若者達の共感を生むのでしょうか…。
ちょっと切ない気がします。
ステージパフォーマンスもなかなかにレベルが高く、今年もいいところまで行きそうな予感を感じます。
若い世代の視聴者がどれだけ彼に注目するのか…見守りたいと思います。