『夢の最悪なトイレ展』
睡眠改善薬を飲んでも一向に眠れないので、夢に関する馬鹿馬鹿しい記事でも書こうと思う。私は睡眠中に尿意を感じたとき、トイレに行く、もしくはトイレを探す夢をよく見る。そして、私が夢の中でまともなトイレに出会えることはまずない。
お決まりのパターンがある。夢の中で尿意を感じ、トイレを探し回り、見つける。しかし、やっと見つけたトイレの状態は非常に悪い。それでも仕方なくそのトイレを利用する。排尿しているはずなのに全くスッキリしない。もしここでスッキリしてしまった場合はつまりそういうことなので、スッキリしないのが正解。この辺りで目を覚まし、夢であったことに安堵しつつ現実の世界のトイレに向かう。大体いつもこの流れ。
先述した状態の悪いトイレは主に下記の3パターンに分られる。
①めちゃくちゃ汚い
これは王道中の王道。え、そこ座るの?え、そこ触らなきゃダメ?え、そこ通らなきゃ行けないの???なんてトイレは私の夢の定番だ。さらに悪いことに、夢の中の私は靴を履いていなかったりする。綺麗なトイレでさえ裸足や靴下では絶対に入りたくないのに、いわんや… ナニでどんな風に汚れていたかはいつもちゃんと覚えていないが(覚えていたくもないが)、強烈な不快感だけは寝ぼけた頭にしっかり残っている。ちなみに、夢の中のことなので匂いは感じない。それだけが救い。
②丸見え
これは①の「めちゃくちゃ汚い」との合わせ技もよく見られる。一方で、衛生面は申し分ないがいかんせん丸見えというパターンも多い。人の往来が多い場所に便座だけが置かれていたり、変な場所に大きな窓があったり、とにかく丸見えなのだ。
③どこに流れるの?
3つ目は、排尿したはいいが流れる場所がないというパターンだ。これは少し説明が難しい。便器に深さがなかったり、ギリギリまで水が溜まっていたりして排尿して水位が上がってしまったら自分の方に流れてきてしまうのではないかという状態だ。夢の中の曖昧な記憶なので、具体的にどこがどうなってそうなっているのかはわからない。イメージとしては、海外のドッキリ動画で見る便器にラップをするイタズラの悲劇に近いかもしれない。ちなみにこれも①との合わせ技がある。
私の家族(父、母、兄)は皆、同じような状況で同じような夢を見たことがあるという。これまでにこの話をしたことがあるのは家族だけだったが、検索してみると同様の体験がたくさん見つかった。どうやら誰にでもよくあることのようだ。であれば、やりたいことがある。
『夢の最悪なトイレ展』
みんなが夢の中で出会った最悪のトイレを作品化し、展示するのだ。アウトプットの方法は絵でも映像作品でも彫刻でも紙粘土でもなんでも良い。なんなら小説でも良い。歌でも良い。絶対に面白いと思う。いや、でも絶対気分悪くなるよな。午前中に行ったらお昼ご飯が食べられなくなりそうだし、食べてから行ったら吐き気を催すかもしれない。やっぱりダメか。却下。でも見たいなぁ。