たとえばキミ(財務経理関係の参考書30冊)がいるだけで
・週末。今日も午前中に担当家事と仕事を済ませ、そっと散歩に出た。
・まだ寒いけど、天気の良い一日だった。
・最近、奥様から借りて着ているノースフェイスのダウンジャケットがものすごい高機能で、インナーが長袖Tシャツだけなのに、この冬の一番寒い最中、歩いているだけで汗ばむほど暖かい。
・いつもヨレた古着ばかりきているので気付かないけれど、高い服はそれだけのパワーがある。当たり前のことを思い知る。
・だから街中ノースフェイスなのだな、と改めて感慨にふける。
・感慨にふけているとブックオフ方南町店についた。
・そんな気はなかったのに、この週末は本が全品20%オフということで、たくさん買う方向になった。
・2Fのビジネス書エリアに向かった。
・いま、仕事が財務経理のセクションなので、ブックオフにきたらそういう本を片っ端から買うようにしている。
・その分野の経験的なバックグラウンドが薄いので、本しか頼るものがない。
・ただ、100円から200円のものに限定して買い漁る。
・なぜなら、この分野は数年程度では根幹の情報が大きくは変化しない。
・5年から10年前の本でも十分知識習得ができる。今も通用する。
・もちろん、新しい会計基準のことなどはフォローできないけど、それは一旦置いておこう。
・そこまでハードルを下げると、100円でたくさんの良書が買える。
・このことは資格試験の勉強にも応用できる。
・例えば、TOEICとかFPの試験とかは、1年前の参考書で十分戦える。
・これらも、1年落ち~3年落ちあたりを狙えばブックオフで100円でいける。
・僕はこれで何度も資格をなんとかしてきた。
・なんという費用対効果だろうと思う。
・で、今日も財務経理関係の本を沢山買った。
・買った。というところがポイントで、読んだ、とは言ってない。
・この分野はなかなかページを捲る手が進まない。
・でも、家にもう30冊ぐらいある。どうしよう。
・ただ、いつかは読む。
・いまはその30冊が押し入れにいてくれるというだけで、心が強くなれる。
・たとえば、きみがいるだけで。
・この分野は、何度勉強しても頭に入ってこない単語や仕組みが多い。
・減価償却とか、仕掛とか、財務会計とか、管理会計とか、財務諸表とか。
・入門的な本を読んでは止まり、読んでは止まり。
・なんか楽しく読める本はないんだろうか?と思っていたところ、今日はこんな本を見つけた。
・あの、BAR漫画『レモンハート』が会計と監査のことについて教えてくれるという。
・パラパラとめくってみたが、これは良さそう。
・Part1とPart2、2冊あって両方とも100円だったので両方買った。
・これは2004年とかの作品。でも内容は基礎的なことなのでやはり使える。
・いい買い物をした。
・その他にも買って全10冊。全部で1200円ぐらいの買い物だった。
・この1200円は将来大きな価値になって帰ってくるに違いない。
・読みさえすれば。
・ブックオフをあとにし、その足で古着屋さんのトレファク方南町店に向かった。
・ここは、古着にはおおよそ縁のない方南町において、気を吐く古着屋だ。
・いわゆる古着の街、下北や高円寺などにあるトレファクとはまた趣が違う。
・街に寄り添ったムードが有る。
・品数も多く、いつも全部見るのに一苦労する。
・今日は、おとなしく1つだけしか買わなかった。
・DICKIESのスキニータイプのスラックス。780円。
・ちょこちょこロゴワッペンがついているのが心をくすぐる。
・今日も実に良い散歩だった。
・心から、一生こんなふうに生きていたいと思う。
(end)