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久世
2021年10月13日 20:11
はじめに、ブルーハーツの詩について私は、ブルーハーツの最高傑作(少なくとも詩において)を、「月の爆撃機」だと考える。この詩は、戦争と自我を多様な視点から、同じ表現で抽象的に表したものである、と私は解釈している。まず、ブルーハーツの詩の凄さは、その抽象度にある。抽象的でありながら、詩的であり、かつストレートである。なんといってもここが素晴らしいところだ。例えば、「夕暮れ」という楽曲は、幸せ